息子が光の世界に旅立つお別れの時。

愛に溢れた空間にいた。

息子の覚悟を感じる。

まだ一緒にいたいけど、行かなきゃいけない...もう行くんだ...

ありがとう、あなたのおかげだという感情に溢れていた。

そのお別れの空間が...

明るい光の空間であり、まぶしくもないのに、とても明るくあたたかい。

思わず膝をついて天を仰ぎ、涙が溢れるような空間。

愛でしかない。

愛で溢れていた空間だったこと。

その空間にお腹を見せて寝ていたわんちゃん...

何とも言葉にするのはむずかしい...

圧倒され、息子との時間を噛み締めていたその時、隣で寝ていた主人が寝返りをうった...その瞬間、全てが一瞬で消えた...

私は布団の上にしっかり起き上がり、息子の名前を叫んだ...

『じいじのいうこと聞いて、ちゃんとついていってね。

いつでも、おいで。ここがあなたのおうちだからねーーー』

びっくりして起き上がる主人が私の様子を見て慰める...

息子にもっと気のきいたことは言えなかったのか...

でも、あの時の私の状態では...

精一杯の言葉だったと今では思う。

あの空間を私は一生忘れない。

今まで生きてきた中で、一番素晴らしく

愛と感動でしかない空間だったから。

光の空間。

あたたかかった。

愛を感じた。

誰が作ったの?

神?創造主?

人も動物も全てが死んで終りじゃない。

あの素晴らしい空間を通り、その先へ辿り着く。

そして、また...に、続くのかな。

私はわかる。

光の世界が故郷だということが。

大切な大切な息子よ。
光の世界で頑張れ!!





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