息子が亡くなったことを知った人たちの中で、昔から人間は死んだら終わりだと言っていた人ですら、七年前に亡くなった父に私の息子を頼むと言っていた...
父ならなんとかしてくれると思ったのか?
死んだら終わりだという人でさえ、
何故、そのように思うのか...
心の奥底にある何かが...
肉体が滅びた後も何かがあるのを知っていたからではないか...
それとも気休めの慰めか?
頭が回らない状態の中で、時折不思議に感じていた。
私の頭のほんの少しの場所で、息子を亡くした悲しみや絶望以外の何かが働く...
考えも、答えもまとまらない。
ただ...
亡くなった父が現れたその夢はリアルだった。
娘の私でなく一目散に息子に向かって歩いてきて、話をしていたのだから...
そして、目覚めたあと、息子はきっと大丈夫だ。
不思議と安心と自信が沸いてきた。
振り返り⑩ | miyukiのブログ
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