私の兄は、妹の私、甥にあたる私の息子を守れなかったという自責の念に苦しみ、宮中を離れたそうだ。

側室になった私の方が身分が高くなり、亡骸にも会えず、私の髪の毛だけを握りしめ、山でひっそり暮らしていたそうだ。

兄は死ぬその間際まで、私たちを守れなかった自責の念に苦しんでいた。

最後まで独り身で過ごしていたらしい。

そして、今世では私を守るという強い気持ちで産まれてきていると聞いた。

どんな約束をして産まれてきたかの記憶はない...

今世では夫婦として結ばれた私たちだが 

また今世でも息子を失ってしまった...

きっと形はどうであれ、やり直しだろう...

最近主人と話す会話がある。

来世では必ず息子を救おう!だ。

もう二度と子供を失いたくない...

次も夫婦でありたい。

そして、私は息子を産む!!

絶対に守り育てる。




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