先週、笑いの聖地・NGKに行った大きな理由 | 紙芝居師なっちゃんの『勝手にご当地紙芝居TOUR in 47都道府県』進行中

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先週の話。

ここに行ってきたんです。

なんばグランド花月‼️
はじめての、お笑いの「聖地」✨
ずっと行きたかったんです。


なんばだよーー!!!
THE大阪って感じ💓

特にこの週の新喜劇を。

小藪さん座長の最終週公演、

生で観なきゃ!

って思ったんです。

 

故郷・石川県でも毎週土曜の昼は、

吉本新喜劇が放送されていて

私はそれを見て育った。

 

小籔さんが新喜劇座長になった時の口上を

テレビで観たのを鮮明に覚えている。

 

それを見て

「新喜劇の座長ってすごい役職なんやなぁ」

「小藪さん座長公演いつか観に行きたいなぁ」

って思ってた。

 

当時は「テレビ・エンタメ業界に絶対行く!」

という将来を決めた頃。

希望に満ちたワタシ。

 

その時の想いを叶えたかった。

初めて見たナマの新喜劇。

“お笑いの聖地・NGK”での漫才。

漫談。新喜劇。

テレビで観るのとは全っ然違った。

 

大阪は、お笑いが身近だ。

生活の中にお笑いがある。

夏休み興行というのもあるのだろうけれど、

子どもたちの笑い声も、大人の笑い声も

心地よく混ざり合い、

NGKが幸せの空気に満ちていた。

 

嗚呼、これよ、これ!!!!!!!!!!

これなんだ。私が届けたいのはこの世界。

 

見える範疇や自分達だけで、

狭い範囲で満足するのではなく。

 

楽しさ・幸せ・気持ちよさを、

広く広く、ひろ~~~~く届ける。

この方法で、世界を幸せにすること。

 

一流の芸人たちの一流のワザ・匠・巧みと、

私が魂から届けたい世界観のカタチ。

その真髄を、“聖地”で魅せてもらった。

 

私の生きる世界は、

エンタメだからこそ表現できるじゃないか!

 

自分&自分達の世界だけで満足してたら、

それで終わり。

 

私は終わらないから、

一流・匠の技を観て、

自分の芸に還元する。

改めて気づけた。

一緒に観てくれた
幸子さんと、
花月Specialのラテを☕
こういうSpecialっていいよね!
幸子さんと💓
イエーイ❤️
楽しかったぁ~!
幸子さんの満面の笑顔😍
余韻に浸り、そのまま帰鎌。
帰ってきて、
大切な事に
またひとつ気づいたので
書道してみた。
【てんどん】
「てんどん」とは…
同じギャグやボケを二度、三度と
繰り返して笑いをとる手法のこと。
言葉だけに限らず、
特定の動作や身振り手振り等、
ウケの取れるものならなんでも含む。
ベタなもの、定番のもの、
ウケがよかったもの。
お笑い以外でも、
物語を作るのも言葉を伝えるのも
「天丼」という手法は
いっぱい使われていて。
音楽もそうだと言っても過言ではないよね、
伝えたい歌詞やメロディーは
てんどん手法よね。
奇をてらって
いろんなことやってみるのだけど、
結局、お客さんが「てんどん」を待っていることを、芸を通して知るの。
一番"ベタ”で一番"ウケる"事を繰り返す。
お客さんは、待っている、この天丼を。
いろんなこと試せば試すほど
実感するんだ「てんどん」最強説。
先週、小籔さん座長の最終週公演を見て、
そしてベテラン漫才師たちの漫才や漫談を見て、改めて「てんどん」の大事さを知ったなぁ~。
観てる自分も求めてたもん。
てんどんを。
狂言の演目「附子(ぶす)」も、
笑いどころはまさに
「てんどん」の応酬。
水あめをほおばる場面は
てんどんで皆が笑う。
室町時代から
「てんどん」手法は変わらない。
いろいろ廻って戻ってきたものは、
伝統だよね。