このクルマ、スズキのアルトに見えますが日産の「ピノ」という軽自動車です。
言うまでもなくアルトのOEMで、2007年(平成19年)1月に登場。
日産は既にモコ、オッティなどの軽自動車をラインナップしていたが、ラインアップの拡充とベーシックな
自動車が欲しいというユーザーのために安価な6代目アルトをOEM供給して「低価格、低燃費」をウリにした。
ベースのアルトと同様、丸みを帯びたデザインが女性に高く支持され、内装もそれ向けにアレンジしていた。
またフロントグリルの意匠とホイールキャップも異なっており、独自性が出ていた。
2009年(平成21年)12月にアルトが7代目にフルモデルチェンジされたのに伴い、ピノは翌2010年1月にOEMを終了した。
同じくOEM供給されているマツダのキャロルは健在なのに、日産のピノやたった3年で販売終了となったのは、モコやオッティに比べるとマイナーな印象だったのだろうか?