1997年(平成9年)に開催された東京モーターショーで「J-MW」の名で出展され、翌1998年4月に「キャパ」の車名で販売されたホンダのトールワゴン。
クリエイティブ・ムーバーに続く新ジャンル「Jムーバー」の中の1台で、アルファベットから見ての通り、日本の道路事情に適したサイズのクルマで、プラットフォームはコンパクトカーのロゴのものを流用していた。
全高は1650mmと、その2か月前に登場していたほぼ同じスタイルの日産キューブとわずかながら高く、ミニバンに匹敵する開放感を実現した。
エンジンは直列4気筒SOHCの1500ccのみで2グレードしかなかったが、助手席エアバックとABSが標準装備されているのがロゴと異なる点。
またシートアレンジも多彩でリアシートを倒して車中泊を可能にしたり、助手席を倒してテーブル代わりに使えるなど、レジャーにも十分使えるクルマだった。
1999年(平成11年)9月には特別仕様車の「ツイッテル」を追加している。
2002年(平成14年)1月、フィットに統合されて生産終了。