寝台特急「トワイライトエクスプレス」、来春廃止へ | すべて俺のせいさ!

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ついにこれも姿を消すのか・・・。JR西日本などが運行している寝台列車「トワイライトエクスプレス」が車両の老朽化を理由に来春廃止することを発表した。


1989年(平成元年)7月18日に大阪~札幌を結ぶ寝台特急としてデビュー。走行距離は約1,500kmで、寝台特急、いや在来線特急では日本最長であり、週4日の運転だが車内は豪華で食堂車もフランス料理が食べれたりと、毎年5万人が利用しているという。

当初は団体列車として運行されていたが、予想以上の人気があったため大阪発が月・水・金・土曜、札幌発が火・木・土・日曜運転の列車に格上げされた。


内装は豪華になってるとはいえ、所詮国鉄時代の24系客車を使用しているだけに老いは隠せず、ファンは今後の成り行きを心配してた矢先に廃止を決定したのだ。

それなりに需要はありチケットもなかなか取れない状態であるのにも関わらず、客車を新製せずに廃止を決めたのは北陸新幹線開業と北海道新幹線が絡んでるのではないか?

来春には北陸新幹線が金沢まで開業することが決定し、それに合わせて北陸本線の金沢~直江津間が第三セクターに移管されるため、仮にトワイライトが残っても車両使用料を払わないといけないからで余計にコストが掛かる。

北海道新幹線に関しては青函トンネルが新幹線乗り入れ工事が始まるため、在来型車両が走れなくなるからである。

時代の流れと言われればそれまでだが、どれだけ需要があっても老朽化には勝てないということか・・・。


この10月以降は本数を増便し、ほぼ毎日運転する見通し。


大阪駅を経由する夜行列車も「サンライズ瀬戸・出雲」の東京行きのみとなり、夜行列車の完全消滅もそう遠くない・・・。