大阪環状線で3ドア車を試験的に集中運用 | すべて俺のせいさ!

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今月17日から21日まで、JR大阪環状線では朝ラッシュ時を中心に一部の車両を変更して運転されている。

何故かというと、JR西日本は2013年12月24日に「大阪環状線改造プロジェクト」を立ち上げ、新型車両の導入や駅のリニューアルなどを行うというもので、今回は従来4ドアで運転されている車両を3ドアに変更し、試験的に運用を行っている。

特に朝ラッシュ時には3ドア車を集中的に運用し、新型車両導入の判断材料としている。その場合、女性専用車両の設定はない。


大阪環状線は4ドア車と3ドア車が混在しており、近い将来、ホームドアの設置も検討しているので3ドア車に統一したいのが狙いか。

その3ドア車両は221系と223、225系のことで、転換クロスシートを備えた近郊型車両である。データイムはともかく、ラッシュ時に乗降に時間の掛かるクロスシート車を導入するのは無理があるのではないか?3ドア車だからではなく、朝ラッシュ時にクロスシート車が集中的に来ると混雑率が増す。試験的にとはいえ。

環状線だけでなく桜島線(ゆめ咲線)も対象となっており、225系が運用に入っていることもある。


ただ大阪で一番混雑する路線は地下鉄御堂筋線なので、3ドア車にしても大して影響ないと思う。

大阪環状線は東側と西側とでは輸送力に段差があり、特に西側の今宮駅を除く野田、芦原橋の2駅に関してはデータイム時に4本しか列車が停まらないのだ。これは大都市圏の路線ではありえない本数である。


もし3ドア車に統一されたら4ドア車の103系、201系はどうなるのか?新型車両導入は2017年の予定なので103系は撤退していると思うが、201系は編成替えして奈良線に移るのか、それとも廃車されるのか気になるところ。


将来、大阪環状線がどのように生まれ変わるのか期待したい。