猛暑日 土曜日の夕方 『フェラーリ』
を 見てきました
私は
27 28歳くらいから自動車レース特にF1好きになった
日本人だからなのか エンジンサプライヤーのホンダのチームを応援した
今で言う〝推し〟のチームに立ちはだかるのは
ヨーロッパの名門 イタリアの真紅の跳ね馬
〝フェラーリ〟でした
ライバルでもあり リスペクトするチーム
ターボエンジンが禁止になってからは
ホンダのV10気筒エンジン対フェラーリのV12気筒エンジン
排気量は 3000ccと決められていた
エンジンの性能自体は甲乙つけ難いが
エキゾーストノート(排気音)は フェラーリの方が断然良かった
高音で澄んでいて しかも力強かった
幼い息子は 初めて連れて行った鈴鹿サーキットで フェラーリファンになった
毎年1コーナースタンドで見た
キーンと、甲高い音を立てて 太陽に輝く赤いマシンがホームストレートを下ってくる
急ブレーキをかけて ブレーキディスクがオレンジ色に変わる
1コーナー 2コーナーと回旋し 爆音をあげて リズムよくS字コーナーを駆け上がる
鈴鹿の1コーナースタンドはそんな場所でした
ホンダのチームの車は スポンサーのタバコブランドのカラーにゴテゴテと塗られている〝走る広告塔〟
一方 フェラーリは 真紅の美しいフォルムに ミモザイエローの跳ね馬のエンブレムが映えた 真っ赤な車体
燃料サプライヤーのロゴが小さく入っているくらい
フェラーリの創始者エンツォ・フェラーリの魂が受け継がれたマシンだった
息子同様 正直 私もフェラーリを愛していた
だから 映画『フェラーリ』は 何がなでも早く見たかった
フェラーリ社はエンツォフェラーリによって1947年創業
映画は 1957年のエンツォ・フェラーリのお話し
舞台の都市は会社のあるモデナ
オープニングから 映画に入れた
エンツォが 英語で会話しているのに違和感を感じたが
すぐに慣れた
映画の中で 2回 想像を絶する自動車死亡事故のシーンがある
1つは サーキットで、タイムアタックをしている時
もう1つは 自動車レース〝ミッレミリア〟の終盤での 観客を巻き込んだ大惨事
最後は フェラーリ社の共同経営者の妻ラウラが 夫婦関係は破綻していたが エンツォと会社を救う
良い映画でした
私が応援していたF1ドライバー
ホンダのマシンに乗るアイルトン・セナ(ブラジル人)は モデナから比較的近い イモラサーキットで亡くなった
1994年5月のことだった
今度は父になった息子と一緒に
この映画を見たくなった