12月 1日から 南座で 十三代團十郎白猿襲名披露興行が行われています 

去年の11月と12月 2ヶ月連続で歌舞伎座でスタートした襲名披露公演から はや1年


南座が終わると 残すところは 来年の2月の御園座と 

9月の巡業

最後に 10月大阪松竹座 の3公演

大阪で大千穐楽を迎える予定です


すでに来年2月の御園座の演目は発表になっています




『勧進帳』が夜の部の最後とは ちょっとビックリ

私のイメージでは 昼の部が似合いそうな演目なので


八代目市川新之助は 御園座でも お披露目の初舞台となります


新之助君は 昨年11月は 「外郎売」の曽我五郎

12月は 「毛抜」の粂寺弾正

その後は  博多座でも 南座でも「外郎売」でした

御園座でも「外郎売」のようです


團十郎さんは 「勧進帳」「助六」「押戻」「暫」「景清」「毛抜」「男伊達廓」そして2月に「吉野山」


来年 9月の巡業は どんな演目になるか知りませんが


恐らく最後の大阪松竹座では 新之助君も初舞台を踏むはず


となると 今まで観ていない演目で 是非2人に掛けて欲しいのは やはり『連獅子』ですね


新之助君の体調のことも考えて『連獅子』を昼の部に


では夜の部は 

『勧進帳』 『暫』 『毛抜』 『鳴神』・・・


團十郎白猿は 襲名披露興行の 最後の夜の部に 何を演りたいか?

それは分かりません


でも私を含めて大阪の観客は 何を観たいか?

それは 言える

『勧進帳』 でも良い が

2月の御園座でも演りますね


『毛抜』か『鳴神』では 物足りない


我々が 十分満足出来る演目 となると

や は り

『雷神不動北山櫻』 の通し狂言

ざっと4時間強 これしかないですね


16:00 始まりで 20:00過ぎに終わる


となると  昼の部に『口上』を入れて

その後に 新之助君と『連獅子』


夜の部は 通し狂言『雷神不動北山櫻』


来年10月の 大阪松竹座は これで決まり

(私の願望)


知らんけど




私が思うところ 

去年から團十郎白猿を襲名した 十三代目は 

どの演目も 美しく 品よくまとまっている  


けれど


以前のような ギラギラしたみなぎるパワーが感じられない なんとなく大人しい

もしかしたら パワーの出ない 糖尿病とか何か病気を患っているのか?

最愛の妻を亡くし  2人の子を育てていて 精神的にも肉体的にも疲れが溜まっているのか?

独特の食生活の問題か?




今回の南座顔見世は

夜の部は 『口上』と『助六』で ある程度満足する演目でしたが

昼の部は 『男伊達花廓』の五郎蔵 と『景清』 

 

2つの演目に主役として出演しているけれど

舞台に登場して芝居をしている時間は 新之助の外郎売より短いのではないか

『男伊達花廓』は 成長したぼたんさんの色っぽい禿と 絡む男伊達の五郎蔵が見られて良かったよ

『景清』は 45分の上演時間のうち 團十郎が登場するのは 後半になってから 恐らく最後の15分くらいしか團十郎を見られないが 得意の荒事を見せてくれる 

大きな伊勢海老が迫り上がるラストは迫力があるが それは大道具の仕掛け


襲名披露公演だから ファンとしては 昼の部でも もっと長い時間 團十郎自身が頑張っているところを見たいですよ



となると

例えば 通し狂言

『雷神不動北山櫻』や 『伊達の十役』や 『星合世十三團』など

團十郎自身やお弟子さんが 汗をかきかき頑張る演目を見たいです

成田屋のみなぎるパワーとチームワークが遺憾無く発揮される演目


2019年の『星合十三團』成田千本桜 は 

上演時間 約5時間の大作

私は 海老蔵さんがアデノウイルスで倒れた日の観劇だったので 実際は 観ていません 昼の部の勸玄君の貴甘坊に満足して帰りました


話が脱線しましたが


流石に昼の部に『連獅子』をして 夜の部に 5時間の『星合世十三團』は ファンとして欲張り過ぎなので ここは品よく 

夜の部は『雷神不動北山櫻』で どうでしょうか という結論です




以上は 團十郎と新之助の親子共演の『連獅子』を演るという大前提でのプランAですが

もし『連獅子』をしないのなら


プランBは

昼の部に新之助君の『毛抜』

小学生の新之助君のためにあつらえた衣裳をもう一度活用する

その後 『口上』と 團十郎の『暫』

夜の部は 『雷神不動北山櫻』


プランBダッシュは

昼の部に新之助の『毛抜』 團十郎の『暫』

夜の部に『口上』と 『勧進帳』

このプランが1番現実的かなぁ