『三人吉三巴白浪』
（さんにんきちざともえのしらなみ）
大川端庚申塚の場
配役は
お嬢吉三 孝太郎
お坊吉三 隼人
和尚吉三 芝翫
夜鷹おとせ 片岡りき彌
りき彌さんは 秀太郎さんのお弟子さん 美しい女方
令和元年に名題昇進を果たし 今回が名題昇進披露となった
おめでとうございます
花道を1人で登場し 後から来たお嬢吉三と 堂々と渡り合いました
秀太郎さんがご存命だったら どれだけ喜んで また一つ一つアドバイスしたことか
それにしても 秀太郎さんがいないなんて
片岡秀太郎のまねき看板がない現実
最後に南座で秀太郎さんの舞台を見たのは
2年前の輝虎配膳の越路でした
去年は熊谷陣屋に最後の方で出演されましたが 私が行った時は休演でした
そんなことを考えながら 芝居見ましたよ
『身替座禅』
配役
山蔭右京 仁左衛門
太郎冠者 隼人
侍女千枝 千之助
侍女小枝 莟玉
奥方玉の井 芝翫
仁左衛門さんの右京
品があって 可愛くって
浮気に対して邪心ではなく 純真なのが良いですね
花子に会いたい一心に色々知恵を巡らす 可愛らしさ
芝翫さんの玉の井は 豹変した時の怖さ
声も大きく ドスが効いて
おはぐろの真っ黒な大きな口が怖い
侍女の2人が千之助と莟玉という
勿体無いような配役でした
千之助君は仁左衛門さんと同じ舞台に立って勉強です
面白くて クスクス笑わせてもらいました
第2部は 全体的にみて 出演者も少なく
アッサリ終わった感じでした
コロナ禍体制だから仕方ないか
隼人君は 以前から関西の歌舞伎によく来てくれますね
ありがたい
と思ったら 3月も南座出演決定です
