歌舞伎の『野崎村』や 『女殺油地獄』で
野崎参りの話が出てきます

今日では5月初めに〝野崎参り〟をするそうです



その昔
大坂の街から 寝屋川(ねやがわ)の土手を歩いたり 籠に乗ったりして陸路を行く人々と
舟で寝屋川を上る人々がいて
お互いに口喧嘩をして野崎まで行ったという事です
その口喧嘩で勝った方が 運が付くという言い伝え



まだ一度も〝野崎参り〟をしたことがなかったので
一度行ってみることにしました

目指すは
野崎観音 慈眼寺

11月22日 日曜日
天気晴れ 寒くもなく暑くもなし



油屋に奉公している久松や 河内屋与兵衛がいた町 豊島屋があった所は
恐らく現在の大阪北浜付近 
淡路町界隈だと思います

なのでここから スタートします

昔の〝野崎参り〟を再現したいので
可能な限り川に沿った道を選択しました



少し北上すると 北浜の証券取引所の交差点

(橋名は難波橋 土佐堀川と左は中之島)

この辺りから野崎参りの舟が出たのでしょう


少し東に向かって走ると


中之島の東端 天神橋から撮影
ここからは大川


京橋まで来ると
大川と寝屋川の合流地点です


左の奥が京橋駅 下の川は寝屋川の最終地点
大川との合流は線路で見えず



京橋のビジネスパークと 右の方は大阪城公園



大坂城も見えました

魚釣りをしている 人もいました


川沿いを 川を見ながら 大東市野崎まで溯るのかー
気持ちの良い ポタリングです




ところが

ガーン!


嬉しかったは たった1キロ




堤防がコンクリートの壁に変わりました
コレでは 寝屋川が見えません


もう少し行くと


またもや


ガーン!


暗峠はチャリでも越えるが
越すに越せない
中央環状


前方に中央環状線があって川沿いの道は
完璧に寸断されました

遠回りを余儀なくされました




にっくし にくし 中央環状

昭和時代の産物です
(中央環状線は高架の近畿自動車道を含めて全部で12車線あります そんなアホな)


中央環状線から見た寝屋川
奥の山並みが生駒山系




相変わらずコンクリートの壁が続きます
というか 上流に行くほど
堤防のコンクリートの壁の高さが高くなってきました




随分川幅が狭くなってきました




野崎駅前に着きました

水路の人はこの辺りで下船したのでしょう

久作の家があった所です




野崎駅前の橋 雰囲気あります



野崎参道 という通りみたいです
街灯に書いてあります

アレレ 左の歩道は 凄い人の行列
それも密 密

なんの行列か 最後尾近くの人に訊くと
「大東市の地域クーポン券の発売」とのこと





野崎駅からは 参道の一本道 
行き着く先が
野崎観音 慈眼寺でした
最後の坂は急峻でした



人も少なく
七五三参りかな




おや ここからは石段です

ここに自転車を止めましょう



走行ルート 15.79km
昔の言い方では 丁度 4里ですね

真ん中のあたりで上に突出しているところが
越すに越せない中央環状線のために回り道した箇所です



1時間17分
平均速度 18.8km/h
消費カロリー 218kcal

家から北浜まで8キロでしたので
実質片道 24キロ
往復で48キロでした 
トータル何カロリー消費したかはわかりませんが
恐らく 500kcalくらいだと思います

10時に出発して 帰りに昼ご飯を食べたりして
14時半に帰りました




野崎観音に
つづく はず