自分が初めて作ったガレージキットの組み立て塗装の記事が

ありがたいことに今でもアクセスをいただいているので

Twitterであげていた一番新しいガレージキットの作り方

ブログの方でもまとめてみようと思いました

 

古い記事の方は拙いところもあるので

この新しいバージョンがまとめ終わったら消去予定です

 

【前回の記事】

 

 

今回は【仮組み】をしていきます

 

・仮組みってなに?

・用意した道具

・軸を打っていく

・軸打ちがうまくいかない時

・貫通してもいい

・パーツを合体させる

・ほどほどで終わらせる

・仕上げのパーツ洗浄

 

 

前回の記事は結構長かったのですが

今回はわりとさくっといくかもしれない

 

 

・仮組みってなに?

 

ガレージキットに穴を開けて針金を刺して組み立てる工程です

仮なのは接着をしないからですかね…

(言葉を記号として使っているので深く考えていなかった)

 

ガレージキットの説明によくある「未塗装未組み立てのキットです」の

未組み立ての部分を組み立てていきます

 

 

・用意した道具

・ピンバイス1.2mm/2mm

 

 

太さが違う針金を2種類使うのでピンバイスも2種類

パーツのサイズによって使い分けます

 

 

 

 

 

メーカーは特に気にしてないんですが

当たり外れがある100均一はやめておいたほうがいいですかね

ホビーメーカーのを買うのが無難かと

 

 

 

画像ではこちらのドリル使ってますが

普通のピンバイスを一本しか持っていないので

2mmと1.2mmをいちいち付け替えるのが面倒ってことで

2mmをドリルに装備しているだけです

ドリルは無くても大丈夫

 

 

・アルミの針金

1.2mm/2mm

写真には写ってないのですがこちらは100均一のでもok

針金の周りに何も加工がないものを選んでます

間違ってスチールを買うとニッパーで切れない(間違ったことがある)

 

・瞬間接着剤

こちらも100均一のを使っています

自分は垂れるのが苦手なのと

普段はデジタル作業で使用頻度が低いので

100均一の小分けのゼリータイプを使ってます

 

・爪楊枝

接着剤を塗るのに使ってます

 

 

・ニッパー

 

ホビー用のニッパーならば大体どこのメーカーのでも大丈夫だと思いますが

ガレージキットはガンプラより硬いかと思うので

高いニッパーでもガレージキットに合わないと破損したりもあるようです

 

ただ100均のものはあまり切り口がよくない

切った部分が吹っ飛んでいくなど

あまりおすすめではないです

 

・鉛筆

ずれていないか確認用の印をいれるのに使ってます

詳しい使い方はこのあとに書きます

 

・仮台座

これもパーツチェックの時に書けばよかったのですが

ガレージキットには基本的に台座は付属しません

 

今回はまだ作業中なので

汚れたり傷ついてもいい仮の台座を用意しました

 

ピンバイスで穴を開けられて

ある程度重さがあるものならなんでもいいですが

100均の木材コーナーで買える

コースターサイズのMDF板で十分かと

 

今作っているガレージキットは最終的に

100均一で売っている材料で台座を作ります

 

 

・軸を打っていく

穴を開ける場所はキットに目印があったりなかったりバラバラです

基本的にはディーラーさんが完璧に処理していなければ

ディーラーさんが原型を組んだ時に使っていた穴の跡があります

 

軸打ちは難しいのでググって色々な方法を探すのがおすすめです

それを今言う?って感じですが大事なので…

 

赤丸の中が原型を作っていた時に開いていた穴の跡

ここに穴を開けていきます

 

大きい・太いパーツ(胴体など)>2mmのピンバイス

小さい・細いパーツ(腕など)>1.2mmのピンバイスを使用して穴あけ

軸打ち前のパーツ

 

軸打ち後のパーツ

 

穴を開けるポイントの画像のパーツは2mmのピンバイスで穴を開けています

重たいパーツは太い方が安定する

前髪など小さいパーツは1.2mmのピンバイスを使用

腕は小さくて軽いのと軸を打つと組み立てにくいので接着する予定です

 

穴を開けたら針金を入れ

片方のパーツだけ針金と接着しています

針金がぽろっと落ちるとどのパーツの針金かわからなくなるので

 

自分がよくやる鉛筆でズレがないかチェック

1.組み合わせるパーツを用意

2.軸を打つ前に組み合わせ

3.組み合わせた状態で数カ所鉛筆で印をいれる

4.軸を打つ

5.組み合わせて印がズレていないか確認

印が合わない!となってる下のイラストの失敗例だと

下の軸が長いか穴がズレている感じでしょうか

イラストなので大袈裟に書いてますが

印なしだと浮いてたりズレたりに気が付きにくかったり

毎回ズレ方が違ったり泥沼回避用です

 

 

・軸打ちがうまくいかない時

自分が体験してる軸打ちがうまくいかないパターンとしては

 

・パーツ同士の隙間ができる

これはよくあります

なぜ?というとシリコン型を作る際や複製する際に

化学反応や重力の関係でパーツの形が微妙に変わるので

いわゆるバチピタというのは珍しいです

 

対処法としては

・削って埋める

パーツの膨張している部分をカッターで削って埋める方法などがあります

バリやゲート跡が出っ張っていて隙間が生まれている場合は分かりやすいです

 

・パテで埋める

気泡処理と同じく接着剤とベビーパウダーを混ぜたパテや

造形用のパテなどで埋める方法があります

 

・片方のパーツにはワセリンやハンドクリームを塗る

・片方のパーツにパテを盛る

・組み立ててむにゅっとパテがはみ出たら

・硬化後にはみ出た余分なパテを取り除く

という手順で埋められます

今回は使用していないの画像がなく申し訳ない

 

・その他

他にもたくさん方法があるのでググるのがおすすめです

組み立ててパーツの表面からピンバイスを貫通させて穴を埋めたりなどあるのですが

文字で説明すると謎すぎるので…

 

 

・パーツがハマらない

目印通りに穴を開けて軸打ちしたのにハマらない場合もあります

組み立てる時の角度なども関係していたり

穴の角度も関係あったり

明確な対処方法は難しいのですが

片方のパーツの穴をカッターで少し広げる

針金が柔らかいのでむにゅっとハマったりでしょうか

両方のパーツの穴を広げるとガタガタになるので注意ですが

 

・パーツが落ちる

原因はいくつかあるのですが自分が知ってる限りは

 

・穴が浅い>深くする

・パーツの大きさに対して針金が細い>太い針金(2mm)にする

・パーツの大きさに対して軸打ちの数が少ない>軸打ちを増やす

・針金からパーツが外れる>針金と片方のパーツを接着する

 

どうしても落ちる時は塗装後に接着剤でつければオッケーです

あとで紹介する合体させる方法もあります

 

・貫通してもいい

パーツが薄かったりするとピンバイスが貫通してしまうのですが

貫通した時は気泡埋めと同じ方法で穴を埋められます

 

 

 

・パーツを合体させる

先ほどの軸打ち済みパーツでは別々だったパーツを

接着剤で合体させてパーツ同士の隙間を埋めました

 

合体させた理由は

・前髪をなくしそうだった

・前髪と後ろ髪の隙間が気になった

・後ろ髪のパーツが2つより1つの方が組み立てた時に安定する

などなど

先ほど隙間を埋める方法を使用しかなかったのは合体で解決したからでした

 

合体をやりすぎると組み立てられなくなる

塗装がしにくくなるので注意ですが

組み立てた時の安定感が増します

 

そもそもどうしてパーツが細かく分かれてるの?というと

複製するためのシリコン型を作る際に

複製できない形状というのがありまして

その形状になるのを回避するために分割しています

他にも塗装がしやすくなるようにパーツ分けしている場合もあります

 

私は組み立て重視なので合体はよくやります

塗装して組み立てた時にパーツが浮いてたり落ちたり無くしたりするが好きではないので

でもよくわからないし合体させてから後悔しそうと不安な時はそのままで

何を重視するかは好みでオッケー

 

・ほどほどで終わらせる

プラモデルと違って複製の際に歪むので隙間なく組み立てられなくても普通なので

目立つ部分がほどほどになる程度で切り上げた方が

塗装をするパワーが残せます

 

塗装した後に色々目立つパターンもありますが

 

 

・仕上げのパーツ洗浄

組んでる間にだいぶパーツが手の油で汚れているので

また洗浄

一度クレンザーと歯ブラシでガシガシしてあるので

食器洗い用洗剤などでも大丈夫ですが

一度目の洗浄が甘い場合があるので

自分は二度目もクレンザーでいきます

 

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かなりマイペースに進んでいますが

次は塗装の「その5 塗装の下準備」です

 

この記事を書き始めた時は一番新しいガレージキットの作り方だったんですが

近年塗装方法が変わってしまって

次に記事にする塗装方法はガレージキットを出した当時の塗装方で効率が悪いです

書く前から言うー?って感じですが

こうゆう塗装方法でやっていましたの例として当時のまま書く予定です

 

最新の塗装方法はこちらの記事に書いてあるのでどうぞ

 

 

お値段的には次回書く予定のアクリルガッシュで塗装する方が安いので

シタデルカラーはちょっと…という方は気長にお待ちいただけたら嬉しいです。

 

それではここまで読んでくださりありがとうございましたー