2018年12月23日(日)TBS下町ロケット最終回を見ていますと、帝国重工の役員会議で財前部長(吉川晃司さん)が、的場取締役(神田正輝さん)に対して、言いたいことを飲み込む場面がありました。

 

個人的には、帝国重工の役員会議みたいな、言いたいことも言えない会議は、私は大嫌いです。言葉を出せない分、手が出てしまう可能性が高まるかもしれません。侃侃諤諤のホンダ流のワイガヤ会議みたいなものが私の肌に合っています。 誰が言っているかではなく、何を言っているかを重視したいです。更には、「発言しないのは同意しているのと同じ」という認識を保ちたいです。
 

日本の保守的な企業では保守的組織であればあるほど、

①ファクト(事実)、②事実をどう解釈したか、③解釈の結果どのように行動するか、

の内で、②の解釈の違いを検証する事が出来ない傾向が強いと言えます。つまりは、あなたはどう解釈しましたか?私はこう解釈しましたというディスカッションがないというです。②の解釈が同じであるのが当然、或いは、同じにするのが当然というムラ社会思考が強く背景にあります。

②の解釈に違いがあるのが当然であり、その違いを理解することが大切であり、その違いが人それぞれが存在している価値に繋がるのですが、②の解釈が同じであるのが当然、或いは、頭の悪い上司と同じにするのが当然とすることで、部下も"当然"のように頭が悪くなってしまいます。

 

更に加えるならば、②の解釈は、個人的感情を含みやすいものですので意図的に排除しないといけません。個人的感情を含んだ②の解釈は、①のファクトを歪め始めてしまいます。つまりは、個人的感情に都合がいいように事実が書き換えられてしまうということです。①と②がくっついている場合は、特に①のファクトの再確認が重要です。

①のファクトを明確にするためには、多数の人からみた①のファクトを確認することが大切です。②の解釈をした個人的感情が強い1名から①のファクトを確認していると、ミスリードされてしまいます。ミスリードされたまま、③の行動をしてしまっては、行動した人が命取りになります。
 

私がこれまでにフィールド・スタディの一環として働かせて頂いた100社以上の企業の中には次のようなケースがありました。100社の中でワーストに近い、社長を含めて社員4名程度のある企業でのお話です。
 

「ある日、全く応募すらなかった会社に新入社員が入ってくることになりました。新入社員が入社してくる前日に、社長が社員に対して、新入社員はこんな学歴でこんなタイプでこんな感じのヤツだから、こういう風に対応しないとこうなる。こういう場合は、こういう風に対応しろ、と指示を出していました。」
 

 

Q. さて、ここで本日のファーストクエッションです。

 「あなたは、今お話したこのケースをどのように感じますか?」 お答えください。 (自信のある方はスーパーひとし君をお出しください^ ^)
 

A. 先ず、野々村さんの答えからオープンです。 「違和感がありません。」 野々村さんは違和感がないようですね^ ^
 

A. 本日のゲスト、ピエール瀧さんの答えです。 「何か変に感じます。違和感があります。」 ピエール瀧さんは、何かの違和感を感じてらっしゃるようですね。

 

A. 続いて、板東英二さんの答えです。 「駆けつけ3つで、ゆで卵を用意してあげましょう。」 ・・・坂東さん^ ^

 

A. 最後に、黒柳徹子さんの答えをオープン。 「事実、解釈、行動の全てを社長に強要されて非常に人間的な尊厳を失っている違和感を感じます。」 流石、黒柳徹子さんです。深いお答えですね^ ^

 

 

では、正解の発表です!! 

A. 「正解は、・・・・坂東さん以外、全員正解です。お見事です!!」

 

さあ、あなたはこのクエッションを通して何を感じたでしょうか? 

それでは、また来週!! 

♫この~木なんの木、気になる気になる、名前も知らない木ですから、名前もしら~ない~、花~~が咲くでしょう~~ ♪
 

 

 

 

※こちらは2018年12月23日(日)のnakayanさんの連続ツイートを読みやすいように補足を加え再編集したものです。

 

 

 

 

中山兮智是(なかやま・ともゆき) / nakayanさん 
1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。
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