公開日:2017年11月23日(木)
掲載メディア:COMEMO

 

 

2017年11月19日付け日経新聞には次のような記事が掲載されておりました。
「未払い賃金請求、最長5年 厚労省方針 サービス残業抑制へ延長」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO23658740Y7A111C1MM8000/

僭越ながら、記事の内容を拝読した上での私自身の見解を以下にて述べさせて頂きます。

 

 

ブラック経営者たちは「採用時に説明した。納得の上入社したんだろ?君の能力が低いからだ」などが常套句です。法律を使って未払い賃金の請求をキチンとしてブラック企業など叩き潰してしまいましょう!!仮に入社時に説明を受けていようが、労働契約書に記載されていようが、自社にだけ都合の良い内容で労働基準法から著しく外れていれば、違法な契約書や契約内容になります。法的拘束力はほぼないと言えます。近くの労働基準局などの公的機関に相談した方が良いですね。基本的に企業と従業員が結ぶ契約というものは、企業統治や情報漏えいなどを目的とする一部を除き、弱い立場である従業員を守るためのものです。企業側にとって都合がいい事ばかり書かれているならば違法の可能性が高いと言えます。


私がこれまで働かせて頂いた100社以上の企業を振り返ってみましても、時間内に仕事を終わらせる事が出来ないのは、従業員の能力が低い訳ではなく、バカな経営者たちが訳の分からない指示ばかり出す影響である事も多々ありました。つまりは、経営者たちが無能過ぎるので従業員が残業せざるを得ないということです。仮に同一ケースの同一内容の業務において、有能な経営者からの指示であれば即座に仕事が終わり、無能な経営者たちからの指示では残業する事になってしまうならば、問題は無能な経営者にあり、従業員にある訳ではありません。従業員側にある問題は、バカな経営者の下で働く事を選択してしまった事だけです 。

(MBAデザイナー 中山兮智是)

 

 

 

 

中山兮智是(なかやま・ともゆき)
1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。

 

 

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