2017年6月2日(金)の連続ツイートになります。

 

 

 

 

松下幸之助 一日一話「主座を保つ」①指導者というものは、どんなときでも、自分みずから、“このようにしよう”“こうしたい”というものは持っていなくてはならない。そういうものを持った上で他人の意見を参考として取り入れることが大事なのであって、自分の考えを何も持たずして、...
posted at 21:57:19

 

 

松下幸之助 一日一話「主座を保つ」②...、ただ他人の意見に従うというだけなら、指導者としての意味はなくなってしまう。要は指導者としての主体性というか主座というものをしっかり持たなくてはいけないということである。主座を保ちつつ、他人の意見を聞き、ある種の権威を活用していく。...
posted at 21:57:47

 

 

松下幸之助 一日一話「主座を保つ」③...。そういう指導者であってはじめて、それらを真に生かすことができるのだと思う。
posted at 21:58:02

 

 

「主座を保つ」とは、松下翁が日本の伝統精神として挙げる3つの中のひとつになります。日本の伝統精神とは、「和を以って貴し」とする平和愛好の精神、「衆知を以って事を決す」という民主主義、そして古来から外来のものを消化吸収し「主座を保つ」ことで日本化してきました。
posted at 22:02:02

 

 

「主座を保つ」ことで、和魂漢才、或いは、和魂洋才を具現化してきたということです。安岡正篤先生は山鹿素行先生の言を引用し、これを「天縦(てんしょう)の神聖」と表現されています。中国の言葉でいうならば「鼎新(ていしん)」という言葉にあたるそうです。
posted at 22:07:48

 

 

「日本精神は、山鹿素行【やまがそこう】先生が『中朝事実【ちゅうちょうじじつ】』の後にチャンと論じているように、異民族文化を自由に摂取して、これを日本化する上において天縦【てんしょう】の神聖をそなえている。中国の言葉でいうならば「鼎新【ていしん】」という言葉がある。...
posted at 22:09:02

 

 

...。鼎がちょうど、いろいろ食物の材料を入れて、それを煮て一つの料理にすると同じように、道というものは自由な造化力でなければならない。できるだけ自由にものを包容して、それを新たに造化するのでなければ道ではない。日本精神はそういう鼎新力、...
posted at 22:09:41

 

 

...、天縦の神聖を確かに世界のあらゆる民族に比べて、最も豊富に持っている。」(安岡正篤活学一日一言「日本精神とは」より)
posted at 22:10:05

 

 

この鼎新力は渋沢栄一翁の渋沢哲学で論じられる「士魂商才」に通ずるところもあります。武士の魂を有しながらも、商人のような才覚を発揮する。相まみえないと考えてしまうものを、融合できるところに日本人らしさ、或いは、日本人の強さがあるのだと言えます。
posted at 22:14:24

 

 

では、何故日本人は鼎新力を発揮できるのかと考えますと、それこそが「主座を保つ」ことが出来るからであると言えます。士魂商才においては、武士としての魂が主座に当たります。
posted at 22:17:24

 

 

指導者であるならば、「志」、或いは、理念、信念と言い換えて良いものです。志と野心は異なるということも理解しておく必要があります。野心とは、私心や私欲を満たす小欲のためでしかなく、志とは社会のため、世の中のためという大欲に繋がるものです。
posted at 22:21:50

 

 

揺るぎない核となる志があるからこそ、他人の意見に耳を傾けることが出来る訳です。これまでの私が働かせて頂いた100の企業での経験を振り返ってみましても、志がなく野心の強い指導者ほど、他人の意見に耳を傾けることは少ないものであったと私は実感しています。
posted at 22:25:42

 

 

以上、本日の連ツイでした。(おわり) 後ほどタイトルをつけて、ブログにアップ致します。 ※この連ツイは即興で書いているため、誤字・脱字はご了承ください。
posted at 22:26:15