僕はどうしても、看護管理をやりたくない。現役を引退するまで患者ケアをしていたい。


しかし看護管理は看護実践の中のひとつだから、組織の中にいればそうも言ってられないです。


ただ、僕にはひとつ、ずっと抱えている疑問がある。


世の中で看護管理をしている看護師は、本当に看護管理をやりたくて管理職になったのか。


これが、疑問です。


良くも悪くも、良くも悪くもっていうか僕は悪でしかないと思っているんだけど、看護界隈はいまだに古くさい年功序列です。


とは言え、エスカレーター式ってわけではないんです。


看護を長く経験していれば必ず昇進の話が舞い込んでくるわけではなくて、結局は「今の管理職に気に入られるかどうかが大事」って側面が色濃く残ってる。


看護は現状でも男女比1:9だから、言葉ではなかなか説明できない女性同士のいざこざもあったりしますよね。


そんな中で上司の期待に応えようとしたり嫌われないよう配慮することって、本当に必要なんだろうか。管理職を目指すなら必要だと思いますが。


少なくとも僕の目にうつる人びとの中で、「看護管理がやりたいから上を目指したい」って人はいない。


昇進による昇給目当てだったり、誰もが最終的に管理職になっていくから、という集団心理で無意識に上を目指しているに過ぎないように感じます。


だからこそ、進んで役職を受け入れたのに「忙しい」やら「大変」を振りかざすとになるんじゃないかと思うんです。


役職があろうがなかろうが、人はそれぞれ、それなりに忙しいものです。


僕はこれ以上の昇進の話が来てもすべてお断りします。看護管理の道に進みたくないから。


昇進なんて言葉を聞くと誰もが浮き足立ってしまうだろうけど、それなりの役割とそれなりの意思が必要になってきます。


やりたいとも思わないのにその道に進んでも、大した成果は上げられず逆に評価を落とすことにもなりかねない。


というか、世の中の管理者の中で、本当に管理能力があると自負できる管理者がどれだけいるのだろうかとも思う。


特に人の上に立つ職種なので、簡単に「何となく」で手を出すべきではないと思います。


これに対し、世の中には若くして管理に長けた人材というのもいるわけです。


昔、アメリカでゼネラルモーターズを再建したのも20代の若いリーダーでした。


「経験を積んだから上へ」ではなく、管理を志すものは若いうちから管理を学ばせればいいと思います。


持論ですが。


実践経験があれば管理できるというのは大間違いで、実践経験はあくまで管理のたすけになるもの。


管理をするためには、それ相応のトレーニングを早いうちからやっておくべきだと思います。


それと、管理職手当っていうのも、おかしな話ですね。看護管理は看護実践の中のひとつなんだから、ジェネラリストもスペシャリストもマネジメントも、一定の評価に従って給与体系を整えるべきで、管理職だけに特別な手当がつくのはおかしい。


だからみんな、やりたいとも思っていない看護管理に進むしかなくなってしまうのでしょうね。