チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)/ロアルド・ダール

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 はい、今回は映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作である「チョコレート工場の秘密」を読了しました。
 原作者のロアルド・ダールのキャラクターの個性付けのセンスが良い。
 もちろん、日本のライトノベルとは違うので個性付けは一見薄味に見えるんですが、一つの個性をつけるだけで十分な個性になっているんですね。
 それでいて物語の進行の所々に、ナンセンスとブラックユーモアがあって、たまらなく面白い。
 黄金のチケットを手に入れた子供がチョコレート工場の見学に招かれて、ハチャメチャなチョコレート工場の中でチャーリー以外の4人の問題ある子供達が酷い目にあってくっていう単純明快な話なのだけど、読書に掛ける時間も短くベッドに寝転がりながらも一気に読んでしまいました。

 工場長のワンカ氏の異常なテンションの高さとか、ウンパッパルンパッパ人の滑稽で子供じみた歌がまた雰囲気が良くて、児童文学らしい難しい表現のない弾むような文体はハロウィンのパレードみたいな雰囲気を思わせました。
 自分の作品でもハロウィンを元ネタにした設定があって、実際にもう書いてしまった後なので、この本を読んでなかったのが凄い悔やまれるなって思いましたね。
 訳者の柳瀬尚紀さんも翻訳に遊び心があって、児童文学はあまり読まないのですけど本当に楽しく読ませていただいた感じです。
 これなら大人も楽しんで読める作品なのかなって思います。

 自分の書きたい作風とは少しずれるので文体とかの勉強にはなりませんでしたけど、「あはは、くだらねーw」って言いながらも楽しんで読めるこの雰囲気は大好きですね。
 友達が「チャーリーとチョコレート工場」の映画を見てあまり面白くなかったとは言ってたんですが、原作は普通に面白くて、ブックオフで100円で叩き売りされてましたけどこの作品は大事に本棚に取っておこうかなと思います。
 一応、お勧めの逸品として上げて置こうかと思います。
ヴァンパイア アカデミー 1 (ソフトバンク文庫NV)/リシェル・ミード
¥893
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 というわけで、ソフトバンク文庫の海外のファンタジー小説を読了です。

 文体は一人称視点で、主人公は女。
 一人称が「あたし」で、特に主人公にひねくれた性格もないせいかウィットの入りがないので、ストレートな感じの文章ですね。
 よく言えばスタンダードな文章と言えるのかなと思います。


 思春期で性にも興味がある直情的な少女主人公だけど、この主人公が地の文でやたらと話す内容が多い。

 男の私からすると、とにかくよく喋る女の子の話を聞いてるような感覚で、それにしても本当によく喋るなあ……と半ば呆れながらも読み進める感じの印象でした。
 舞台が大学という設定から等身大の少女が話す感じの文体で序盤は文章だけで言うならライトノベルっぽいかなと思いましたが、後半に差し掛かるにつれ地の文の文章量がかなり多くなってきていたので、どちらかと言えばラノベによくある設定を使った小説と言った方が良いのかもしれません。
 流して読むよりはじっくり読む人向けでしょうか。
 とにかく序盤の一言一言が短いのにも関わらず文章量はまずます多い書き方で一度読むのを辞めそうになりました。
 キャラの個性の味付けに関してはラノベよりは控えめな薄味なので、そういう雰囲気が好きな人なら読めるけどラノベっぽい面白さを求めるならやっぱり違う感じでしょう。
 自分は小説として読むならキャラの個性の少ない方が、個性の強い物を読むよりは少しばかり好きだったりするので、まあ……そこそこ久しぶりの紙媒体での読書タイムを楽しませて頂きましたという感じでしょうか。


 内容はタイトルの通り、吸血鬼の生徒が集まる学園で起こる事件……と言えば触りとしての所の説明はつくと思うのですが、かなりゆったりとした調子で話が進んでいくので、事件らしい事件が起きるまではとにかく学園生活での日常の中で起こる主人公とヒロインとの関係や主人公の周りの生徒達との関係の話が進んで行ってます。
 年頃の少女が主人公なので、まぁ、しょうがないにしても露骨にセックスの事ばかり考えてませんかねという印象でした。
 第一巻ですし、海外の翻訳小説って物によっては大元は一冊の本だったものを細分化して出版したりする事もあるのですが……。
 第一巻だけの内容だけで見ると主人公と男子生徒の間で起こる甘い恋愛というよりはさっさと行為に及んでしまう海外的な恋愛模様、そしてヒロインに起こるちょっとした事件だけかといった感じでさらりと一読しただけではいまいち物語の方向性が掴めませんでした。
 一巻終わったけど、物語としては全然序盤なのかなという感じです。


 世界観は吸血鬼とハーフの吸血鬼が混在している魔法学園物で、割とベッタベタなのかなと思ったら、吸血鬼の 設定だけは作者がちゃんと考えて要素を加えているようで、吸血鬼、ハーフの吸血鬼、邪悪な面に堕ちた吸血鬼を区分するのにその世界での専門用語的なワードをつけてるのがありきたりでしたけど印象的でした。
後、主人公とヒロインとの絆によって、主人公がヒロインの行動を把握できるようになった設定は面白いなと感じました。
 実際、それで事件に巻き込まれて生命の危機に瀕したヒロインが段々と弱っていく様子を、遠く離れたところにいる主人公が鮮明に感知するシーンは確かに好きな感じで、正直一度は使ってみたいなと思える設定なんです。
だけど、パクリはいけないっすよね・・・パクリは。
 でもやりたい。


 世界観の設定に惹かれる部分は多少ありましたが、総称すると普通です。
 悪く言うとパッとしないなという印象でした。
 なんか、金曜ロードショーで名も知らない海外の映画を見終わって、「ふーん。で?」と思ってしまう瞬間と同じ感覚を覚えました。
 せめてセックスの描写を入れるなら、ジャクリーン・ケアリーのクシエルの矢みたいな露骨ながらも美しく、淫靡で背筋をぞくぞくさせるような性描写とかがあれば良かったんですが……うーん。
こう、最近は仕事の休憩の合間とか書く気になれない時にちまちまとする程度しか最近は本を読んでないんです。
でも、ふとした瞬間に思ったんです。
小説書いてるのに小説を読む量が少ないってどういうことだキバヤシ――じゃなかった、どういう事なんだよと。
実は去年度はマジでラノベを含めて10冊程度しか本を読めて無い事に愕然としてます。
これっていかがなものかと。明らかにインプットが足りてない。
って事で、何を思い立ったか自分で読書マラソンをする事にしました。
あ、ちなみに読書マラソンって何ぞやという方は下記参照。
読書マラソン/wikipedia

ラノベ、小説とジャンルを問わずで読んで簡単な感想を書いていこうと思うので、もし続いてなかったら怒ってやって下さいw←
それにしても読書マラソンって言葉の響きがまた懐かしい。
高校の図書委員会以来に思い出した言葉だわ。