誰かを恨んで亡くなった人が幽霊になって出てきて
相手に祟って恨みを晴らしたり
生前果たせずに心残りのあるままになっている事を
幽霊になって果たしたり
思い入れのある所に何かの形で留まっていたり。
そんな風だったら、とても良いと思います。
私は人の気持ちには計り知れない力があると思っているので、
幽霊は信じないと、否定はできません。
むしろ「あってほしい」とも思います。
そうじゃないと報われない人が大勢いる。
でも、人生って怖い話じゃないから。
どうしてこんな人間が?と思うような人が、
社会的に成功して何の不自由もなく、病気も怪我もせず、元気に長生きして
子や孫にも恵まれて、100歳超えて穏やかに生きてるの?という事もあるし、
どう見ても善人でしかない人が、
あの人がどうしてこんな風にならなきゃいけないの、
というような惨い事になってしまったり。
因果応報という言葉があって、確かにその通り、という事もあるけれど
憎まれっ子世に憚るという事も本当にあって。
それを考えると、本当にもうやり切れないというか。
そういう気持ちをなんとか納得させる為に
幽霊や、天国や地獄がある、と思わないとやってられないですよね。
天網恢恢疎にして漏らさず。
そうであってほしいと思うし、
その網にかからないよう生きたいと思います。