まずはピンクで軽く母を紹介。
 
 
僕は双子です。2歳の時に両親が離婚し、それ以降、母方の祖父と祖母と妹の5人で生活をしていました。
 
母は離婚後、養育費は貰わず営業の世界に飛び込み私たちを養う為に働いてくれました。
2歳の頃から私達2人の大学進学のために、貯金や資産運用をしてくれていました。
私達が高校2年生の時に母はこう言うのです。

「お母さんは明日仕事をやめます。理由は、貴方達2人の大学資金と上京した際の生活費の分のお金を準備できたからです。ここから先は、馬車馬のように働くことはやめす。」
 これ以外にも、母は男らしい一面を沢山見せてくれました笑 生きる力が異常です笑笑 

 

 母は30代のころから
「あなたはいつ癌なるか分からないから、
毎年検査をしましょう。」
 と病院から言われて
毎年乳癌検診に定期的に行っていました。
 祖父も祖母も曾祖父、曾祖母も、
母の兄弟も
癌を患った人はいませんでした。
 
 どこかで、自分達は癌とは無縁だ
と高を括っていました。
 
そんな母が癌宣告を受けました。
年齢は64歳です。
毎年健診をしていましたが、
それでも発見された時は
ステージ2の浸潤癌であったと
記憶をしています。
 
 そして、弱音を一度も吐かなかった母が、
初めて弱音を吐きました…。
 母の弱気な姿は
見た事がありませんでした。
 
 家族みんなで真剣に今後の事を考えました。
平穏な日常は一瞬で崩れる事を実感
しました。
 
 僕は生徒にはよく
「当たり前の日常がどれだけ
幸せかを噛み締めてほしい。
失ってから気づくのでは遅い。」
 
と、偉そうに言っていますが、
半分は自分に向けて言ってます。
 
 現在、母は放射線治療も終えて、
また元気に少しずつ
体調を取り戻しています。
 
定期検診は大切ですね。