こんにちは。
今を生きる中高年にとって親の介護は切実な問題です。
いつかは来る道と思って覚悟はしているものの、いざ自分の番となると、出来ればそこから逃げ出したくなります。
同じ境遇を持つ旧友から一度話を聞いてほしいと言われ、先日一献傾けることとなりました。
両親を実家から呼び寄せて自宅近くのアパートに住んでもらっていたのですが、父親が病気で亡くなり、残された母親に認知機能の低下が見られたので、家族を離れて彼が同居するようになりました。
男性一人で介護するのは大変なので、施設に入ってもらうことも考えましたが、本人が気乗りしないということで後回しになっていたのでした。
そんな時、母親が脳梗塞で入院し、幸いにも退院できたのですが、手足が不自由になり、また認知機能低下も進行してしまいました。
デイサービスやショートステイも利用していますが、アパートでは物を投げつけられたり、大声で叫んだりと、手に負えない状態で、ほとほと疲れてしまったのでした。
私も実家に住む母親の介護で時々様子を見に行きますが、彼のようなレベルではありません。
かける言葉も見つからなかったのですが、彼の方から語ってくれた言葉に少し安心しました。
彼は精神的に参っているなかでも、職務に関する資格試験に向けて学習に打ち込んでいるときは、介護のことを忘れて集中できるというのです。
「今はこれが心の支えになって救われている」と語ってくれるのを聞いて、資格試験の異なった側面を見たような気がしました。
彼と同じような境遇のなかで、頑張っている人はもしかしたら多いのかもしれないと思っています。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。