こんにちは。
7月に入ると、日頃お世話になっている人から季節の贈り物が届きます。
当然こちらからも贈っているので、形だけの「虚礼」が多いのですが、これだけはやめようと思ってもなかなかやめることができません。
今ではネットを通じて各地の名産品をお取り寄せできますので、その気になれば手に入るものばかりです。
ただ、自分で買うのと、知人からいただくのとでは、商品が届いたときの嬉しさや有り難みがまったく異なります。
それは、送り先のことを考えて、商品を選んだり贈ったりする、思いやりの気持ちがこもっているからに違いありません。
そうしたなかで、毎年特に感激するのが、静岡と高知から別々に届く「うなぎ」(鰻)です。
炭火で焼いて冷凍パックしてあり、7月下旬(今年は24日)の「土用の丑」まで、少しずついただくことにしています。
静岡の方は、国産稚魚を現地で養殖したもの、高知の方は、四万十川の天然もので、微妙に異なる風味や歯ごたえを楽しみながら、交互にいただくのが毎年のお決まりになっています。
毎夏、これで何とか猛暑を乗り越えられているのだと思っています。
そんな気持ちでいるなか、相手方が同じように感じてくれているか、いささか心配です。
できるだけ好みや生活スタイルのことも考えて毎回異なるものを贈るようにしていますが、正直自信はありません。
この「うなぎ」に勝るものを見い出すのは難しいと感じているからです。
ですので、毎回「うなぎ」をいただく前には「ほんとうにいいものをありがとうございます」と感謝の気持ちを込めて手を合わせることにしています。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。