こんにちは。
非常勤で働く労働者が約4割になっています。
どの事業所でもアルバイトやパートタイム、嘱託など様々な名称の従業員が事業所での大きな戦力となっています。
そのほとんどは、与えられた業務を真摯に果たす真面目な人たちなのですが、時々感心できない勤務態度の人たちもいるのも事実です。
事業主や人事労務担当者は、こうした人たちの対応に苦心しています。
この間訪問した食料品店の店主は、いわゆるドタキャンするアルバイトが最近増えてきたことを嘆いていました。
必要最小限でシフトを組んでいる現場では、1人でもこうしたことになると、大変なことになってしまいます。
そうした時に、この店主が頼りにしているのが、「スポットワーク」のシステムです。
最近、多くの業者が参入していますが、店主に言わせると「非常に使い勝手がよい」ようです。
とても今からは無理だと思っていても、大抵はその穴は埋まってくれるということです。
このシステムがあることで、安心してドタキャンできることになっては大変ですし、不安定な労働機会が増えることになってもいけません。
ただ、労働力の需給のすき間を狙った賢いシステムだと改めて感じています。
アルバイトですら、こうした状況ですから、賃金が伴わないボランティアになると、状況はさらに厳しいと聞いています。
ある博物館の担当者は、ボランティアから連絡があればいいほうで「無断欠勤」も茶飯事だといいます。
これに対応するため、あらかじめ多めのエントリーを受けておくようにしているといっていました。
ボランティアとはいえ、その時間での活動を約束し労務の提供を契約しているという意識を持ってほしいというのが、その担当者のボヤきでした。
アルバイトにしても、ボランティアにしても、与えられた任務を確実にこなすという、当たり前の認識が欠けているのは、とても寂しいことです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。