こんにちは。

 

4月から社労士業務の関連で、週1回、大学生の就職支援の業務に携わっており、若い世代の人たちと話す機会があります。

 

かなりの年齢差があって、世代間ギャップと言えないほどの大きな意識の隔たりを感じることがしばしばあります。


相手の学生さんの方も、同じようなギャップを感じているはずですが、優しい彼ら彼女らは、無理してこちらに合わせてくれているところがあります。


それで何とか相互のコミュニケーションが成り立っているのです。

 

そうしたなか、それでも気になるのが、若い世代が使っている日本語です。


「バズる」「ばえる」「エモい」という新語は、センスが感じられて好感を抱くのですが、どうしてもなじめないのが、日付などの数字の読み方です。

 

例えば、「6日」は「むいか」と呼んでほしいのですが、「ろくにち」と読んだりします。


「20日」は「はつか」であるべきなのですが、「にじゅうにち」となります。「4日」は「よんにち」となります。

 

そう言えば、本来の日本語を使うべきテレビニュースでも同じような呼び方をしていました。

 

こうして何人にも言われると、何だかこちらの方が間違っているような錯覚をしてしまいます。

 

もしかしたら、ネット世代はスマホなどを通じて「眼」で情報を追うことが当たり前になっていて、「耳」で音声を聞く機会が少なくなっているせいではないかと思います。

 

確かに言葉は生き物で、その時代の使われ方によって改められ、また、新しい言葉も出てきます。


「広辞苑」や国語辞典が、改訂を繰り返すのもそのためです。

 

ただ、大学生たちがこれから社会に出ていったときに、どこかで困ることがあってはよくないと思って、老婆心ながらその都度指摘します。


それでも、煙たがれないように、慎重に言葉を選びながら伝えるようにしています。

 

こうした役割は、本当なら一緒に生活してきた親や家族が担うべきなのですが、私自身どうだったかと問われると、いささか自信がありません。

 

今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。