こんにちは。

 

大河ドラマ「光る君へ」は予想以上にスリリングな展開で、紫式部よりも藤原家の権力争いばかりが目立っているような気がします。

 

そのなかで、「道長」を中心にストーリーが展開するのですが、一族の中の関係がなかなか頭に入ってきません。


その理由は、兄弟や親子の名前が似通っているからです。


「道長」の兄は「道隆」「道兼」で、異母兄に「道綱」がいます。父が「兼家」で長兄「道隆」の子は「隆家」です。


「家」と「道」と「隆」が頻繁に出てきて、頭の中は混乱状態です。「家系図」が手放せません。

 

このように、かつては父や祖父の名前の一部を受け継ぐことが普通に行われていました。


それは貴族や武士に限らず一般家庭でも同じでした。また、歌舞伎や落語家、力士が先代の名前を襲名するのも同様です。

 

朝ドラ「虎に翼」の主人公の父の名前は「直言」で、その息子は「直道」と「直明」になっています。

 

時代設定は昭和初期ですから、この頃はまだこれが一般的だったと思われます。


それがいつの頃からか、そうした慣習も次第になくなり、今や律義に名前を受け継いでいるのは、しっかりした家柄の、一部の家庭のみとなりました。

 

かつては、両親や祖父母に子どもの名付け親になってもらうという風習がありましたが、それも知らないうちにすたれてしまいました。


今や自分たちが思い思いのキラキラネームを付けているのが現状です。

 

こうして伝統的な「家」という考え方は消えていく運命にあるといえます。


少子化が止まらないなかでは、そもそも「家」そのものが受け継がれることさえ、難しくなってしまうかもしれません。

 

こうした状況を見ているしかないのは、何とも空しい気がします。

 

今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。