こんにちは。

 

毎年、春と秋に授与される勲章褒章の受章者が発表されました。


普通に暮らしている人には、余り縁がないかもしれませんが、中には、これをいただくことを人生の目標にしている人がいることも事実です。

 

若い頃には関心がなかった人でも、年齢が行くにつれて次第に欲しくなる人も多いようです。


あることを成し遂げたとき、次に手に入れたくなるのが、この勲章と褒章なのです。

 

このお休みに、春の受章者が掲載されている名簿を見ながら気付いたことがあります。


それは、他の士業に比べて、社労士の受章者が少なかったことです。


社労士をはじめとした士業も、勲章や褒章の対象になるのですが、行政書士さんや司法書士さんの名前は結構出てくるのに、社労士の名前は最後まで見つけることができませんでした。

 

全国のすべての名簿を見たわけではありませんが、新聞に掲載されている範囲ではなかったように思われます。


もしかしたら、社労士とは異なる他の功績でもらっているかもしれません。

 

別にこれをもらうことが絶対ではありませんが、余り少ないのも何となく寂しい気がします。

 

社労士の仕事をしていてもらえる可能性があるのは、その道一筋の人に授与される黄綬褒章や公衆の利益に与した人に授与される藍綬褒章があります。


さらには、業界団体の役員を長年務めた人に授与される旭日章などがあります。

 

今回、社労士の対象者がいなかった(少なかった)理由は定かではありませんが、士業としての社会的立場を高める意味では、少々残念な気がします。

 

こうした制度の対象となるためには、自治体や業界団体の推薦が基本的に必要なのですが、実は「一般推薦」という仕組みもあります。


これは、推薦者1名と賛同者2名があれば、誰でもできることになっています。

 

この仕組みを活用して受章者を増やすことはできないでしょうか。

 

「一般推薦」は、例えば知り合いの社労士仲間で推薦することも可能なのですが、推薦したからといって、そのまま対象者になれるわけではなく、審査も厳格でハードルはかなり高そうです。

 

残念ながら、この方法を利用するのは難しいと言わざるを得ません。


地道に社労士一筋で頑張るしかないようです。

 

今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。