すこんにちは。

令和5年度の特定社労士試験(紛争解決手続代理業務試験)の合格者が発表されました。


合格された皆さんに心からお祝いを申し上げます。


試験が昨年の11月25日でしたので、結果を待つこと4か月足らず。


じっと発表を待っていた人もいれば、日々の業務に追われ発表の日時など忘れてしまっていた人もいるかもしれません。


もう少し早く発表してほしいといつも思うのですが、記述式だけに、厳正な採点をするにはそれくらいの時間がかかっても仕方ないと思ったりします。


問題内容の分析は、能力の範囲を超えていますので、ここでは合格者の状況についてまとめてみることにします。


今回は、受験者892人に対して、合格者は502人。合格率は56.3%になりました。


合格率を見ると、前年の53.1%から3.2ポイント上昇しましたが、過去には60%台が続いていたことからすると、決して易しくなったとは言えません。


しかも、既に難関の社労士試験に合格した人が受けての数字ですから、そう簡単な試験ではないことを証明しています。


特筆すべきは、合格者に占める女性の割合で、今回は43.2%と、厚労省資料で確認できる平成21(2009)年以来、過去最高を記録したことです。


また、ここ5年間は連続して40%超えとなっており、すっかり女性の試験として定着してきたと言えそうです。


ちなみに、10年前の平成25(2013)年は、32.4%でしたので、10.8ポイント上昇したことになります。


本体の社労士試験でも38.4%と40%に迫る勢いですが、特定社労士の方はさらにその先を進んでいることになります。


このまま行くと、男女同率の時代が予想よりも早く訪れそうですが、おそらくそのことは、各県会の社労士自身が感じていることだと思います。


今回、残念にも合格に至らなかった受験者の方も、再度の挑戦に向けて、次の一歩を踏み出してもらいたいと思います。


また、これから受験を考えている方も、是非来年度の試験を目指してほしいと思います。


特定社労士試験に向けて、必要な知識やスキルを磨くことは、貴重な時間をかけるだけの十分な値打ちがあると感じています。


今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。