こんにちは。

 

能登半島を襲った地震で北陸地方では厳しい状況が続いています。


被害が大きかった輪島には、以前叔父が転勤で住んでいたことがあり、家族で遊びに行ったことがあります。


学生時代にはゼミ旅行で再度訪れることがあり、朝市の周辺や輪島塗の工房、黒島の歴史的街並みを廻り、千枚田にも足を延ばした記憶があります。

 

地震のあと、当時の写真を引っ張り出してきましたが、今の千枚田の様子の写真と比べると、その被害の甚大さに改めて驚かされます。

 

日本の田舎には千枚田と同じような棚田が至るところにありました。


私が生まれ育った実家のそばにも、斜面に沿って小さな区画の田んぼが広がっていました。農機が入らない狭いところでもコメ作りが行われていたのです。

 

それが今では雑草が生い茂った耕作放棄地になってしまっています。日本各地にある棚田も多くが同じような状態になっているはずです。

 

そのなかで「日本の棚田百選」に選ばれているような棚田は、地域の農業者住民の尽力と情熱によって良好に管理され保存されてきたものです。

 

能登の千枚田もその一例だったのですが、今回見るに忍びない姿になってしまいました。


関係者の気持ちを思うと言葉になりません。

すぐには難しいですが、復旧・復興の過程で、是非元の姿に戻ってほしいと願っています。

 

日本の原風景とも言える千枚田が元の姿に戻ることは、能登復興の象徴になるに違いありません。

 

今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。