こんにちは。

 

昨年末から政治とカネの問題を巡って飛び交っているのが、派閥という言葉です。


今やこの問題は、事の本質から離れてしまって、派閥の是非ばかりが注目されるようになっています。


そのことに誰もが気付いているのですが、当事者の方々はどうなんでしょうか。

 

こうした派閥のようなものは、何も政治の世界に限ったものではなく、実はどの組織にも、もちろん、会社にも見られるものです。

 

代表的なものは、出身校などによる「学閥」。ほかにも、出身地、職種、趣味など、同志が徒党を組むことはよくあることです。

 

池井戸潤さんの小説では、合併前の「会社閥」が描かれていました。


私が就職した数十年前には、職場で麻雀が流行っていて、仕事帰りに卓を囲む「麻雀閥」があったのを記憶しています。

 

これらは日本社会に特有のものなのかもしれません。

 

こうした派閥は、仕事上のネットワークとして機能しそれがよい方向で利用されることも多いのですが、そのうちに人事の処遇にまで絡んでくると弊害ばかりが目立つようになります。

 

「ああ、あれは〇〇派だから」と言われ始めるともう危険信号です。

 

そういうところに足を突っ込むかどうかは個人の判断であり、自由ですが、プラスもあればマイナスもあることを飲み込んでおかないと痛い目に遭うことになります。

 

私自身は群れを好まない性格なので、余り近づかないようにしていました。


それがよかったのかどうかは微妙ですが、変な気遣いの必要がなかっただけ、ましだったように思います。


さて、今回の結末がどうなるのかは、会社も含めた日本社会全体の在り方を占う意味でも注目したいと思っています。

 

今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。