こんにちは。
前回は、スマホを効率的に使って勤怠管理をしている事業所について紹介しました。
中小企業であればどこでも参考にできる事例だと感じました。
そういったミクロな管理を行い成功している会社がある一方で、先日訪れたところはまた一風変わった方法を採用していました。
そこは製造ラインを持つ150名くらいの会社ですが、そこではスマホどころか、昔ながらのタイムカードも使いません。
部門長が、自ら直接出退勤状況を確認することにより、管理するという方法を採用しています。
どこか昭和の感じさせる方法ですが、これもガイドラインで認められた方法であるはずです。
そんなやり方で本当に大丈夫(?)と心配しますが、これで特に問題は起こっていないということです。
もしかしたら、これが一番理想的な、本来の勤怠管理なのかもしれません。
その会社は、受注量にもよりますが、製造ラインは決まった時間に止まることになっていて、退勤時刻はそのラインの稼働によって決まることになります。
また、営業担当も、時間内でやり切るのが当たり前になっているということで、よほどのことがない限り定刻で退社ということになっているようです。
この会社は、創業100年を超える老舗企業で、時間内で仕事を終えることが会社の不文律(=文化)になっているということだと思います。
もしかしたらここに至るまでが大変だったのかもしれませんが、当たり前になってしまえば、何のことはないという感じなのでしょう。
前回と今回で、共通しているのは、事業主と労働者の間で、労働時間に関する認識が一致していて、それを全員で共有しているということです。
そこには、双方の信頼関係があることは言うまでもありません。
どこの会社もそうありたいと願うのですが、これは不断の取組の賜であるということを覚えておきたいです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。