こんにちは。

 

ここのところ、また児童手当に注目が集まっています。


高校生への支給が決まってからも、第3子の取り扱い変更や年間支給回数の増加などの方向が示されてきました。


これらはいずれも制度改善に当たることばかりで、歓迎すべきことだと思っていました。

 

ところが最近になって出てきたのが、所得税の扶養控除を減額するということです。


「控除」が「減る」わけですから、「税負担」が「増える」ことを意味しますので、納税者にとってはマイナスに働くことになります。

 

少しおさらいをすると、扶養家族の高校生(16歳から18歳まで)には、38万円の控除がもともとありますが、これは中学生にはありません。

 

今回の児童手当の拡充により、高校生にも年1万円の児童手当が支給されることになるのですが、そうなると控除がない中学生とのバランスを欠くという議論がもともとありました。


それが来年度の税制を議論する今になって検討の俎上に上がってきたということなのです。

 

普通に考えたら、せっかく手当がもらえるようになって喜んでいたのに、目減りするのはけしからんとか、これまでもバランスを欠いていたではないかとか、いろいろな思いや疑問が出てきそうです。

 

確かに肩透かし感はありますが、全部持っていかれるわけではないこと、定額控除なので収入が少ない層に有利に働く仕組みであることなど、やむを得ない面もあります。

 

しかし、ここでも問題なのは、給与所得者とそれ以外の者との所得把握の不公平感です。会社員の家庭は所得がすべて把握されていますので逃げようがありません。

 

この児童手当の問題も少し話を聞いただけでは、なかなか理解できないややこしい仕組みです。


制度は可能な限りシンプルに分かりやすくしてほしいと今回も感じています。

 

今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。