こんにちは。

 

社労士試験の準備に忙しかった人は観る機会がなかったかもしれませんが、この夏オンエアされている「ハヤブサ消防団」はよく出来た作品です。

 

池井戸潤さん原作のドラマ化ですが、ここで登場する「消防団」注目が集まっています。


⚫︎消防団って何?

政府もこれを絶好のPR機会にしようと、ドラマとタイアップしたポスターも制作しています。

 

ドラマはミステリー作家が移り住んだ山間の村で次々に起こる放火事件に、自ら「消防団」の一員として立ち向かうといったストーリーです。


まず「消防団」自体が一般には余り馴染みがなく、よく知られていないように思います。

 

地域の自主防災組織と思っているかもしれませんが、「消防組織法」に規定された、れっきとした公的組織です。


団員は非常勤の地方公務員とされ、消火活動中に負傷すると、労災(公務災害)と認定されます。

 

また報酬もあり、団長なら年額10数万円、団員なら数万円、また出動したときは8000円程度と、条例で決められています。(市町村で差があります)


さらに、一定限度までは費用弁償(非課税)とする、所得税法の規定も整備されています。

 

⚫︎消防団の兼業は認められる?

このようにしっかりした組織なのですが、どこも人材不足と団員の高齢化が課題となっていて、特に若者を確保するのに苦心しているようです。

 

ドラマでも出てきますが、厳しい訓練に参加しなくてはならないし、それが終わったら酒盛りというイメージもあり、漂う「昭和の香り」が敬遠されているのかもしれません。

 

それでは、もし社員が「消防団に入りたい」と申し出て来たら、どうすればよいのでしょうか。

 

公務員には兼業(兼職)を認める特例を規定する法律がありますが、事業者に対しては「できる限り配慮する」とされているだけです。


社員から申出があった場合には、業務への影響等を考慮のうえ、承認の可否を判断することになります。

 

事業者としては「消防団」の業務内容をよく理解し、適切な判断をしなければなりませんが、地域貢献といった点も考慮することが求められそうです。

 

今夏の災害でも、地域の防災力強化が課題となりました。


各地域に組織されている「消防団」を核として、女性や若者など広範な住民が結集するしなやかな組織として再構築するのもありではないでしょうか。

 

そのためには、まず「消防団」という古臭い名前から変える必要がありそうです。


今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。