こんにちは。
今年もお墓参りの季節がやってきました。
3年間休んでいた本堂での法要があるというので、朝早くからお墓参りに出かけました。
以前にも紹介しましたが、我が家の先祖の墓は広いお寺の墓地に17基が点在していて、全部廻り切るのに軽く1時間はかかります。
この猛暑のなか、10基を超えるあたりからは、高く上った太陽の日差しを受け、次第に意識が朦朧としていく、かなり危険なお勤めになります。
若い頃はまだよかったのですが、中高年になった今、いつまでこの苦行に耐えられるのだろうかと思うようになってきました。
周りの人を見ても、同世代が目立ち、若い世代は余り見ることがありません。
しかも、墓参りに来る人自体も、感染症の時期を挟んで、随分と減ってきたように思います。
そう遠くならないうちに、こうした日本の夏の恒例行事である風習も途絶えてしまうのではないかという危機感を覚えます。
そういえば、あちこちに「無縁墓」が見られるようになりましたし、「永代供養」も増えているといいます。
そんな暗澹たる気持ちで帰ろうとした時、これまでみたことのない新しい墓石を見かけました。
横長の石には「夫婦の名前」が並んでいて、「〇〇と〇〇の墓」と刻まれています。
そしてその上部には、おそらくその夫婦と思われる2人の顔写真のプレートが埋め込まれています。
写真の2人は仲良さそうに微笑みかけています。
初めて見たパターンでしたが、見る者を温かい気持ちにしてくれました。
「これも悪くないなあ」と家人に話かけましたが、それについてのコメントは返ってきませんでした。
墓地事情もこの3年で随分と変わってきたように思えます。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。