こんにちは。

夏ドラマで放送中の「シッコウ」は、普通のお仕事ドラマとは一味違ったテイストのドラマです。


定番の刑事、医者、弁護士モノに飽きていた人にとっては、また違った角度からお仕事ドラマを楽しめる作品になっています。


⚫︎執行官の仕事とは

このドラマに登場する「執行官」という職業ですが、名前は知っていても具体的に何をするのか、余りイメージがしにくいと思います。


正直なところ、このドラマを観て初めて、「執行官」の仕事が分かったような気がしています。


何らかの給付を命じる判決が出たとしても、被告がそれに応じなければ、判決の内容が実現しないことになります。


そこで、判決に基づいて、現場で強制執行の手続きを行うのが「執行官」なのです。


その対象物は不動産や動産、また、時には子どもであったりすることがあり、家具などの動産であれば、調査から差押、売却まで行うことになります。


⚫︎公務員なのに給料は歩合給で

ドラマでも、執行官役の織田裕二さんが、「これが売れないと給料がもらえないから」とソファや宝石に「いわゆる赤紙」を貼るシーンが出てきます。


実は「執行官」の身分は裁判所職員で国家公務員なのですが、給料は国から出るわけではなく、差押物品の売却による手数料で支払われるのです。


たくさん売却すればするほど収入が入ってくる歩合給になっていて、執行官法に基づく規則でその手数料の額が決められています。


とても公務員とは思えないシステムです。

なかには高収入を得ている人もいるようです。


採用試験の受験資格を見ると、公務員や弁護士などの士業、金融機関勤務等の実務経験が求められます。ただし、社労士は入っていません。


ただ、経験次第で受験資格が認められる場合もあるようで、一般人に全く門戸が閉ざされているわけではないようです。


ハードな仕事内容からこれまでは男性が独占してきましたが、この春に初めて女性が採用されたようで、ドラマでもわざわざ紹介されていました。


視聴率は今一つのようですが、ドラマは軽快なテンポで楽しめる作品になっており、残りの数回に期待したいと思っています。


今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。