こんにちは。
自分の名前が「官報」に載ることなんて、長い人生でもなかなかあることではありません。
⚫︎官報で名前が載るときは
社労士試験で合格すると、「官報」に受験番号は載りますが、残念ながら、氏名は出ません。
合否が知られなくて、そちらの方がよいという人もいるかもしれませんが、せっかく合格したんだから、名前くらい出してほしいとも思います。
ちなみに、司法試験の合格者は、受験番号も氏名も「官報」登載されます。
果たしてこの違いは何なのでしょうか。
合格者数の違いということなら納得できますが、実はそうでもなさそうです。
それでも社労士として「望み」を捨ててはいけません。社労士であっても「官報」に氏名が載ることがあるからです。
一つは、試験に合格して、社労士登録を済ませたときです。このときには、「公告」という形で、登録番号と氏名が一緒に登載されます。
もう一つは、特定社労士の付記がされたときです。このときにも、「公告」として、登録番号と氏名が載ります。
社労士をしていると、この2回は「堂々と」氏名が「官報」に載るチャンスがあるのです。
私自身、「官報」に載った自分の名前を見たとき、それまでの苦労が少し報われたような気がして、次に向かう元気が出てきたものでした。
こんなことは滅多にありませんので、その日の「官報」はネットからプリントアウトして、大切に保管しています。
⚫︎避けたい不名誉な官報登載
普通に考えると、ここまでなのですが、実はもう1回必ず載る機会があります。
それは社労士を辞めるときです。
廃業や死亡の場合がほとんどですが、ごくたまには、懲戒処分として氏名が出ることがあります。
いくら「官報」がすごいといっても、こういう不名誉な形で氏名が載るのは何としてでも避けたいところです。
余談になりますが、「官報」の社労士登録のお隣りの欄には「行旅死亡人」が出ています。
身元の知れない人の死亡に関するお知らせで、その数の多さに驚かされますが、できればこれにも載りたくないといつも思うのです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。