こんにちは。
以前このブログで、「就業規則に学ぶ」として、厚生労働省の「モデル就業規則」について記事にしたことがありました。
⚫︎モデル就業規則では性自認なのに
その15条では「性的指向・性自認に関する言動によるものなど職場におけるあらゆるハラスメントにより、他の労働者の就業環境を害するようなことはしてはならない」としています。
そして、その解説として、
・「性的指向」とは「恋愛感情又は性的感情の対象となる性別についての指向」
・「性自認」とは「自己の性別についての認識」
と書かれてあります。
今その「性自認」について議論があります。
これまで職場のハラスメント研修では「SОGI」(ソジ)という概念が紹介されてきました。
「SОGI」とは、Sexual Orientation と Gender Identity の頭文字を組み合わせたもので、「性自認」は「後者」の「GI」に当たります。
ちなみに、「LGBT」は「人そのもの」を表し、「SОGI」は「すべての人の属性」を表すことも、研修で学びました。
両者は似ているようで異なる概念なのです。
⚫︎理解促進が遠のいていく
それなのに、今議論されている「法案」では、その辺りのことをなしがしろにしています。
本来の「性自認」という語は使用せず、「GI」(ジェンダーアンデンティティ)と「英語」を用い、「性的指向」は「日本語」でと、「日英チャンポン」で使用しようとしています。
正しい理解を得るために「どちらかに(日本語で?)統一しろよ」と言いたくなります。
「モデル就業規則」やこれまでの研修資料もこれに準じて変更されることになるのでしょうか。
そもそも、ジェンダーとか、アイデンティティとか、高齢者や普通の人に馴染みのない横文字にして、「理解促進」と言われても無理がありそうです。
ここは、「SОGI」(性的指向・性自認)に関する正しい理解を深めていくことが、本来の「スジ」ではないでしょうか。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。