こんにちは。


毎朝楽しみにしていた朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が終わってしまいました。


これからしばらく「ロス」状態が続くのがいつものパターンです。今回もその例外ではなさそうです。


ドラマの出だしは少し心配でした。


「3世代・100年」を半年で描き切るという初めての試みでしたが、最初のうちはストーリー展開が早いのと、戦争という暗い時代背景が邪魔をして、なかなかドラマの中に入っていけませんでした。


そのなかで深津絵里さん演じるるいが、上白石萌音さん演じる母安子にぶつけた言葉「I hate you!」(大嫌い)がずっと重くのしかかります。


うすうすどこかで再度めぐり合うに違いないと思わせながら、ドラマのすみずみに種蒔きをしていく、巧みな演出に翻弄されることになります。


英会話、あんこ、野球、ジャズ、歌謡曲、時代劇など多くのピースが散りばめられるのです。


次第にピースの一つひとつがつながり、一枚のカンバスに嵌め込まれていくような感覚がしてきます。


その都度「また、まんまとやられた」と思うようになり、そのうち、次はどことどこがつながるのかを思い描く、謎解きの楽しさを感じ始めます。


それは最終回まで続くことになります。


見事なドラマ展開でした。


その中心にいたのが、るい(深津絵里さん)で、3人のヒロインのうち、彼女だけは最初から配役が決まっていたようですが、その戦略も的中しました。


今回の朝ドラが世代を超えて受け容れられたのは、るいのようなしたたかな生き方に共感する人が多かったからかもしれません。


そのイメージにピタリとハマったのが、深津絵里さんだったのです。


コロナ禍で家族のつながりさえ制約され、希薄になりがちなこの時期に、家族の「絆」の重みを改めて心に刻むことになりました。


ドラマの終盤、母娘が再会した時、るいが母(ここは森山良子さん)にかけた言葉は「I love you!」

すべてを受け容れた言葉は心に浸みました。


この「ひと言」をどう言わせるか、それを描いた壮大な100年物語でした。


次の朝ドラも楽しみです。



今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。次回もまたアクセスしてください。


春、見つけた vol.18


「そろそろ終わりを迎えそうな気配が」