こんにちは。

インバウンドで日本全体が活気づいていた2年前は、今から思えば「夢」のようなひとときでした。


今は観光地に行ってもほとんどは日本人。時々見る外国人は国内に住む「外国人住民」です。


⚫︎外国人頼みの企業や大学

「外国人観光客」の減少は、観光で賑わっていた地域経済に大きなダメージを与えました。


「外国人労働者」に頼っていた中小企業や、「外国人留学生」を積極的に受け入れていた大学や日本語学校も深刻な状態になっています。


私が知っている「留学生寮」も入居率が低下して、運営の危機に直面しています。「いつ入ってくるか先が読めないのがつらい」と言います。


日本からの留学生が海外に行っているのに、受入はダメというのはおかしいと言う人もいます。


「相互主義」はどこに行ったのでしょう。


技能実習生に頼っていた事業所も新たな入国ができない今の状況に不安と苛立ちを感じています。


彼らの労働力を前提にした事業活動になっているからです。


先日、JICAが公表した推計では、日本が目指す成長率を達成するには、2040年で674万人の「外国人労働者」が必要としています。


現在が約173万人ですので、4倍くらいに相当する数字です。


⚫︎鎖国から一部開国へ

それも頭にあったのか、3月1日から厳しい水際対策が緩和されることになり「長期間の滞在」の入国が可能となりました。


「外国人留学生」や「技能実習生」の入国がようやく可能になったのですが、「外国人観光客」はまだ戻ってきません。


「鎖国状態」と揶揄されていた状況が「一部開国」となったわけですが、日本への入国待ちを全部解消するにはまだ時間がかかるということです。


感染拡大防止と外国人受入との調和はホントに難しいですが、長期的視点に立つと、いつまでも「鎖国」をし続けることができないのは、JICAの報告を待たずとも明らかです。


コンセンサスを得たうえで、積極的に「開国」が進んでいくといいですね。


これで留学生寮の入居率が少しでも上がって、寮の存続が見えて来ればいいなと思います。


この決断には時間がかかりました。


もしかしたら、幕末に「開国」したことで感染症(コレラ)が拡がったというトラウマがどこかに残っているのかもしれませんね。



今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。次回もまたアクセスしてください。


もう一つの旅の楽しみ vol.30


駅の表示を見るのも楽しい(バルセロナ)