こんにちは。


男女雇用機会均等法社労士試験の一般常識でも重要な法律ですし、実務でも常に頭に入れておくべき、大切な規定ばかりです。


この法律が制定されたのが1985(昭和60)年。

当時その中心となって動いたのが、旧労働省婦人少年局長だった赤松良子さんです。


現在、日本ユニセフ協会会長として、92歳を迎えた今も現役で活躍されています。


⚫︎私の履歴書で知る赤松さんの情熱

毎朝、日経新聞を読んでから出勤するのが日課になっていますが、その最終面「私の履歴書」に12月1日から赤松さんの連載が始まっています。


まだ始まって1週間のところ、学生時代からいよいよ労働省に就職する段階で、これから法制定に向けての活躍が始まるのだと思います。


第1回で「30代の頃から私は法律制定をゴールに定めていた」と述べているように、まさにライフワークとして取り組んだことがよく伝わってきます。


以前、NHKBSの番組で、赤松さんの特集を観たことがあります。


そこでは、当時期限が迫っていた国連の女子差別撤退条約の批准に向けて、経済団体の男性相手に孤軍奮闘していた様子が紹介されていました。


最終段階では「ここで批准しないと日本は後進国のままですよ」と言わば「おどし」をかけた場面が出てきます。


それで漸く了解を取り付け、条約批准、法律制定へと進んで行ったのですが、赤松さんの深い情熱には頭が下がる思いがします。


⚫︎まだまだだけど新しい兆しも

それから35年経った今の現状はどうでしょうか。


まだまだのところはありますが、この間発表された立憲民主党の幹事長に初めて女性が就任したのは明るいニュースでした。


自民党の方でも、幹事長はまだ出ていませんが、総務会長や政調会長に女性が就くことが多くなってきました。


社労士の方はどうでしょうか。県会の役員名簿を見ても少数ではありますが、女性役員の名を見ることができます。


最近では合格者の約4割が女性という結果も出ていますので、ここでも女性の割合が増えていくことに期待したいところです。



ということで、今月はまず「私の履歴書」に目を通してから、そのあとに、少し下に載っている「ふりされ見れば」も読んでから出勤という、少し慌しい朝の時間となりそうです。



今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。次回もまたアクセスしてください。



3行コラム・ドイツ百景(第50景)

🇩🇪  モンブラン万年筆 Montblanc
「長い間使っているマイスターシュテュック149は定番ですが、書き心地はやはり素晴らしいです。百景は50景で一度中断して次回から新企画に移ります」