こんにちは。


社労士開業に向けた準備のなかで、難問の一つが報酬額の設定、いわゆる「料金体系」をどうするかです。


これは、基本書にも事務指定講習のテキストにも出てきませんし、自分で考えるしかありません。


社労士法施行規則には「あらかじめ、依頼をしようとする者に対し、報酬額の算定の方法その他の報酬の基準を示さなければならない」とされています。


言い値であったり、業務が終わってから改めて、というわけには行かないということです。


かと言って、自分だけ法外な料金設定をしてもうまくいくはずがありませんので、ここはやはり「世間相場」を確認することが大切だと思います。


先輩社労士さんからも「ディスカウントやダンピングは、結局自分の首を絞めるだけだよ」と言われたのを思い出します。


というわけで、今回、私が登録した時に所属することになる社労士会支部の会員の方のホームページをこっそり覗いてみました。


お金の話で、少々品を欠くことになりますが、面白いことが分かってきました。


社労士会ホームページに公開されている支部会員のうち、独自のホームページを持っている方は、約3分の1しかありませんでした。


「顧客獲得にホームページは余り役に立たない」とは聞いていましたが、この低い数字に正直驚きました。


そのうち、いわゆる「料金表」を何らかの形で明示している方は、約3分の2になります。


一つの目安になる「顧問報酬」で見ると、従業員10人なら月額1.5万円〜3万円、50人なら4万円〜10万円と結構幅があることが分かります。


また、「人数の刻み」もざっくり5区分の方から、細かく10区分の方まで様々であり、その方の性格を知るようで面白いです。


「就業規則作成」(新規)については10万円〜20万円とまちまちで、スポットの依頼や相談対応も同じようにバラついた傾向にあります。


参考になったような、ならなかったようなことでしたが、まずは明確なポリシーによる「料金体系」を作り、明らかにすることが重要であることを学びました。


開業に向けて、よく考えてみたいと思います。



今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回もまた、アクセスしてください。



記憶に残るあの日・あの場所

2015年11月 バルセロナ(スペイン)🇪🇸

「愛する街バルセロナもコロナ禍で大変な状況に陥っていると聞きます。いつも陽気ではしゃいでいた市民たちは今どうしているのでしょうか。」