3月27日、冤罪により死刑囚とされていた袴田巌さんに対する再審開始決定が出され、約48年ぶりに袴田さんの身柄は解放されました。僕は、少しばかりではありますが、日本ボクシング協会とともに、袴田さんの再審開始を訴える運動を支援してきましたので、このニュースを聞いて、飛び上がるほど嬉しかったです。
袴田さんは、元プロボクサーということで、「凶悪」というレッテルを貼られ、証拠を捏造されて謂れのない犯罪者であるという評価を受けました。そして、袴田さんは、「死刑囚」という立場に追い詰められ、不自由な生活を強いられたのでした。
一言で48年と言いますが、僕がまだ生まれていない時から袴田さんは身柄を拘束され、刑務所の中でずっと暮らしていたのです。
袴田さんが強いられた苦しい生活は、筆舌に尽くし難いものだったのではないでしょうか。
この後、袴田さんの無罪が証明されることを僕は心から信じています。そして、これからも袴田さんの名誉回復のために、全力を尽くして支援を続けて行きたいと思います。袴田さんには、ゆっくり休んでいただき、自由を謳歌してもらいたいです。