就職活動 をするうえで必ず出てくる噂。





コネ入社があるかどうか」


 


実際にはある。


僕が「コネ入社」をしようとしたからだ。


コネ入社と言ってもいろいろある。




料亭でアルバイトをしていた時には


色々な社長がいらっしゃるので


コネ入社があることを教えてもらっていた。




大手企業の人事部長から


名刺を渡され、誘ってくれたこともある。




「もし興味があって連絡してくれれば通すから」





実際、一緒にアルバイトをしていた先輩で、


よくいらっしゃる社長にお願いをして、


役員面接までパスをするようにしてもらっていた人もいる。


その時の約束は、面接のときに「社長の親戚」と言うこと。


これだけでOKだったそうだ。




コネ入社は存在しても気にする必要はない。


実力で入社すればいいだけの話だ。


ないものをねだっても仕方がない。





4月に目も肥えてきたのか、


だんだん自分に向いていない企業がわかるようになる。


それが例え内定を貰った会社だとしてもだ。



いろいろな企業を見ていたからかもしれないけど、


自己分析 を続けていたおかげ。


自分の価値観が明確になってきて、


自分の意志をもって活動をしているので無駄がない。





内定を取ることに必死になっている人は別だ。





僕は内定を貰った業界より違う業界に目が向いていた。


正直な僕は面接で危険な回答をしていた。




「今、受けている会社は?」


「○○乳業、○○製菓、○○ビール、○○テレビ、○○放送、○○出版」




志望している会社がバラバラだと面接官につっこまれやすい。


自分の価値観が明確になっていないと、


突っ込まれたときに説得力のある回答はできない。




僕は「マスコミ業界」とは縁がないと思っていた。





性格的に合わないし、文章力、アイデア力も自信がなく、


マスコミに入ってやっていけるとは思えなかった。




しかし、自己分析 をしていくうちに、


「おもしろいものを紹介して、人が喜ばせるが好きなこと」がわかった。


リクルートが提供している「RーCAP」では


1番適している職業は「ライター」だった。





出遅れてしまったことを後悔したが




「自分を信じられなくて、誰が信じられる、自信を持とう」




そう思いながら、就職活動のやり直しを決意。


内定がなくなってしまうのは怖い。


そのため選考途中の会社は受け続けていた。





そんな出遅れを取り戻そうと


一番簡単に思いついたのが「コネ入社」。




ちょうど、父親の知り合いに


マスコミ関係で働いている人がいたので、

「その人に何とかしてもらえないか」と父親に頼んだ。





ブランド志向な父親は一流企業に


勤めてもらいたいと思っていたので、すぐに快諾してくれた。


時間がないのですぐに連絡をとってもらい、


父親と知り合いの方は2日後に会うことになった。





その人は人事部の人ではないけど偉いそうだ。





その際、履歴書を見せたほうがいいだろうということで、


自分の履歴書を父親に渡し、知り合いの方に見てもらうことにした。




2日後、すぐに父親は知り合いの方に会い、


その成果について報告してくれた。


試験結果を待っているような心境だった。




「今日会ってきたけど、最近はコネ入社は厳しいらしい。でも、履歴書を見てもらって、筆記試験を通過したら、人事の人にお願いしてくれることになった。」


「そうなんだ、言ってみるものだね。」


「昔は大学枠みたいなものがあたらしい。でも、今は採用が厳しくて、有名企業の社長ぐらいのご子息ぐらいではないとすんなりはいかないそうだ。」


「ふ~ん。ありがとう。筆記試験は落ちたことがないから、大丈夫だと思う」


「同じようにお願いをしている人がいるらしく、どんな人でも筆記試験は受けさせるらしいから、絶対に通過はしないとな。」


「頑張るしかないね」


「あと、言い忘れたけど、履歴書について意見を貰ったけど、「上出来だった」と言っていた。自己PRとゼミについてはもっとインパクトのあるコピーに変えたほうが良いかもしれない。」


「わかった」




もう受かったも当然、そう思っていた・・・


早速、その企業の筆記試験を


申し込もうとリクナビの画面を見たら、


筆記試験の申し込み画面のリンクが消えていた。




すぐに父親の元に駆け寄った。




「申し込みができないんだけど」


「よく見たのか。筆記試験が受けられなければ意味がないぞ。問い合わせてみろ。」



すぐに電話に向かい、人事部に問い合わせることに。


すると、電話がつながらない。


頭がパニックになった僕は10分間ほどずっとかけ続けた。

つながらない度に焦りが募る。


それから5分ほどが経ち、やっと電話がつながる。



「人事部です。」


「○○大学の○○ですが、お世話になっております。筆記試験の件でお電話をしたのですが、現在、申し込むことができません。どうなっているのでしょうか?」



いらいらしていていたので、


ちょっと高圧的な話し方になってしまった。


発言をした後にちょっと反省したがすでに遅い。




どんな状況でも冷静でなければいけない。


今回は相手に非があると思うけど、こちらの事情は相手には関係ない。


人事の方の電話の後ろでは、電話がずっと鳴りっぱなし。


「他の人も同じだったんだ」とわかった瞬間、冷静さを取り戻した。




人事の方が丁寧に説明をする。




「サーバーの調子が悪くて、現在、申し込みの画面が出ておりません。今、修理中なので、修理が完了次第、ご連絡させていただきます。筆記試験の申し込みは必ずできるようにしますのでよろしくお願いいたします。」


「わかりました。ご連絡をお待ちしております」



サーバーが何かはわからなかったけど、


申し込みができるので一安心。



数時間後、申し込み画面が現れる。


すぐに申し込み、父親に報告すると父親も安心していた。




【教訓】


どんな状況でも電話の応対は丁寧に。


コネ入社は存在するけど、気にする必要はない。



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