決まる人と決まらない人の決定的な差、仮説思考! | 面白いほど就職活動がわかるBlog -an easy guide to job hunting-

決まる人と決まらない人の決定的な差、仮説思考!

ホントは、業界研究の具体的なやり方を書くつもりでしたが、どうしても書いておきたいテーマがあるので、もうちょっと待ってください。

でも、本日、読んだ人は超ラッキー!ズバリ、就職活動でどうして決まる人と決まらない人がいるのかっていう決定的な差を解説しちゃいます。

周りの先輩を見てください。「就職、就職」と騒いでいる割にはまったく決まらなくて、「やっぱり、ウチの大学みたいに偏差値低いとダメなんだよ」「人気企業は、体育会系のヤツしか取らないらしい」と他のものに責任をなすりつけているヒト、いるでしょ?

そういうヒトに来年、ならない為に、必読です!
また昨年、うまく行かずに再挑戦するヒトも、カッコ悪い先輩で終わらないために、やっぱり必読です!


「業界研究をなぜやるのか」という目的について散々書いてきましたが(コンパクトに知りたい方は、こちらを!)、そもそも大事な基本スタンスをカッコ良い言葉でまとめると「仮説思考」ってヤツです。

そして、これは「業界研究って、何のためにやるか知っていますか」でも少し書いた、自己分析についても大事な基本姿勢です。


逆に言えば、この「仮説思考」という基本姿勢を持っていない限りは、どーんなにがんばって自己分析して業界研究をするなど就職活動をがんばっても、なかなか良い結果に結びつきません。

その気になる仮説思考とは何か?

ズバリ、仮説思考とは何かって言うと、「現時点で最も確からしい結論を持って、突き進む姿勢」っていう感じでしょうか。


何で仮説”思考”なのに、”姿勢”なんだという細かいツッコミはやめてください・・・。イメージ的に伝わりやすい説明が、たぶん上の説明なんです。


良いですか!「現時点で最も確からしい結論を持って、突き進む姿勢」ですよ。

ひょっとすると間違っているかもしれないけど、一応、現時点ではこれじゃないかって結論を用意するのです。これが仮説です。

そして、それを軸に次のアクションを起こしていくのです。

ここで、今まで机の上で人生経験の大半を過ごしてきた人たちは、怖くなります、「もしその仮説ってのは、間違っていたら、どうするんだよ?」と。

答えは簡単で、間違っていることがわかった時点で修正するんです。これを、仮説の進化なんて言ったりします。むしろ良いことです。


「おい、内定太郎!そんなんじゃ、余計な遠回りしてるだけじゃないか?!こんないい加減なことで、将来を決めてたまるか!」と激怒しないでください。


そういうヒトに逆に聞きたいのは、「じゃあ、どうするんですか?ずっと、机の上で情報を集めて、考え続けていれば、正解が出るんですか?」ってことです。

言うまでも無く、そんな頃には、就職活動終了です。もっと言えば、今まで散々書いてきたように、働いてみないと本当のところなんて究極的にはわからないわけですから、その正解はいつまでたっても机上の空論で、正解かどうかなんて確かめることはできません。

「オレさ、やっと一昨日、気がついたんだけど、オレにふさわしい会社はどう見てもD通なんだよね。いや、絶対、間違いないよ。自信あるぜ!10年間も自己分析して、業界研究もやったんだから!」と30歳になってフリーターをしながら語る人生です。


なぜ、確からしい結論を持たなければいけないのか?

まず、当たり前ですが、世の中では行動が大前提です。よほどのお金持ちで無ければ、考えているだけでは、生きていけません。

そして行動を起こす場合には、BESTよりもBETTERが大事なんです。

なぜなら、BESTかどうかなんてやってみないとわからない。BESTを行動も起こさずに追い求めていても、時間もかかるし、その頃には環境も変っていて、意味をなさないのです。

それが許されるのは「事後説明」でも評価してもらえる、学者さん、評論家者さんぐらいでしょう。「あの商品がヒットした理由は、・・・・」と色々と証拠を事後でかき集めていれば良いんです。

でも、世の中の99%以上のヒトは、「この商品をヒットさせるには、どうすれば良いのか?」を悩むわけですし、最後は行動を起こさなくてはいけません。


一方、ここで勘違いしないで欲しいのは、「どうせわからないんだから、とりあえずやってやるぜ~!」と無闇、やたらに突っ込むのも、ある意味でハイリスクです。もちろん、最後は「エイヤっ」でやることに価値はあるし、これで上手くいった出来事も歴史上ではたくさんあると思います。

ただ、上手くいったことは、だいたい美談として紹介されますが、上手く行かなかったことはだいたい語られぬまま、忘れ去られます。

やっぱり、いきなりやってしまうのは、危険です。


一番、かしこいのは、ある程度、情報収集をしてからざっくりと「現時点で最も確からしい結論」を持って、その上でアクションを取ることです。

そして、どうやら、確からしいと思っていたことが、違うような気がしてきたら、潔く方向修正を行い、仮説を進化させることです。



ちなみに、私が何百(いや千人以上かな)と出会ってきた社会人の中で、少なくとも、ずっと情報ばっか集めて、結論を先送りにするヒトで、成功しているヒトは見たことがありません。


仮説思考には、仮説を直感で立てるヒト、論理的に作るヒトという個人差はありますし、その後の検証については徹底的に精査するヒト、だいたい方向に自信が持てたら突き進むヒトという違いもありますが(あえて言えば、先ほどのすぐに「エイヤっ」でやってしまうヒトは後者が極端なパターンであって、少なくとも仮説は持っています)、やっぱり成功するヒトは仮説を持って勇気を持って突き進めるヒトであることは間違い有りません。



さぁて、皆さんの現時点での就職活動に、仮説思考という姿勢はあるでしょうか?

闇雲に自己分析して、業界研究をしていれば、正解が出るし、正解にたどり着けると思っているヒト、残念ながら就職活動、もっと言えば社会でのヒトの営みは、机上だけで成立する受験勉強とは性質が完全に違うことを、そろそろ気がつかないと1年を無駄にしますよ。


仮説思考は勇気が必要です。確信が無くても、勇気を持って行動しないといけません。それから潔さも必要です。仮設が違えば、潔く切り替えなければいけません。


学生の皆さんも社会で生きていく為に、勇気と潔さをまずは持ってください。そういうヒト、カッコ良いでしょ?

大学もこういう姿勢を教えないとなぁ、って教授は仮説思考の無い方々だから無理か(でも、経済学でモデルを作ってシュミレーションする、あれを行動ベースにすれば良いわけですが)。



尚、仮説思考について詳しく知りたい方は、『問題解決プロフェッショナル』でも立ち読みしましょう。戦略コンサルを受けるんだってヒトは、買っても悪くありません。


そう言えば、M社は、今後2倍に規模拡大らしいですね。B社は3倍らしいが・・・。この業界、規模の拡大=人数の拡大というビジネスモデルですから、新卒も多少はチャンスあるんじゃないかなぁ。まぁ、キャリアとしてチャンスかはよく考えられた方が良いと思いますが。

今日の格言:就職活動でもビジネスでも、勇気と潔さを持って「現時点で確からしい結論」である仮説を持って行動をできるヒト、つまり仮説思考のあるヒトが、成功する。

仮説の立て方=業界研究、自己分析のやり方は、今後、説明します!


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