いつもお仕事お疲れ様。
毎晩、私が起きてる時間には帰ってこないよね。
だんなには、だんなの考えや気持ちがあるんだから、縛る積もりはないよ。
ホントに。
でも、働きバチみたいだね。
私の方が虚しくなるよ。
今はこんな風に笑えるけど、リオが生まれたばっかりの頃、だんなは家族に心を向けてなかったよね。
私を見下してたよね。
泣いて訴える私を見る目が とっても冷たかったのを多分一生忘れない。
私の体型をバカにしたし、「子供を産んだら女じゃない」って言った。
その考えは今も変わらないもんね。
あの時、「メル子から『今日も頑張ろうね』って一言が、俺の一日の生きる勇気になるんだ」って。
それに対して私が「家族は?子供達は?頑張る元にならないの?」って訊いたら。
「ならないね」って、ハッキリ言ったよね。
それが本音でも、言い方があったんじゃないかな。
いや、あの時ハッキリ言ってくれたお陰で、だんなという人間を知ることが出来たし、今こうして仮面を被っていられる。
だんなは《家族》から抜けたいのかな・・・って本気で悩んだし、私はどうしたらいいのか考えたよ。
でもさ、別れたい訳じゃないって言ったよね。
矛盾してるよね。
てか、居心地の悪い名ばかりの《家族》を保つ意味って何?
誰の為に演じてるの?
苦しかったな。
求めるから、自分が苦しくなる。
求めるのではなく、受け止めようって答えに行きついた。
だんなだって一個の人間。
だんなを受け止めることで、私自身を受け止めることになるんだ。
求めないことが、こんなに楽だったなんて。
でも、感情論抜きにして、だんなには感謝してるよ。
毎日外で働いてきてくれて、どうもありがとう。
ボーナス出たら 炊飯器買うね。
PS:明日 泌尿器科に行くんでしょ?
保険証忘れないでね