【of my heart】手紙〈ひすい三十路の頃〉 | ひすいのブログ

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稚拙な文章を読んで下さいました皆様には心より感謝申し上げます。
ありがとうございます(*´∇`*)

だんなへ


いつもお仕事お疲れ様。
毎晩、私が起きてる時間には帰ってこないよね。

だんなには、だんなの考えや気持ちがあるんだから、縛る積もりはないよ。
ホントに。

でも、働きバチみたいだね。

私の方が虚しくなるよ。

今はこんな風に笑えるけど、リオが生まれたばっかりの頃、だんなは家族に心を向けてなかったよね。
私を見下してたよね。
泣いて訴える私を見る目が とっても冷たかったのを多分一生忘れない。
私の体型をバカにしたし、「子供を産んだら女じゃない」って言った。
その考えは今も変わらないもんね。

あの時、「メル子から『今日も頑張ろうね』って一言が、俺の一日の生きる勇気になるんだ」って。
それに対して私が「家族は?子供達は?頑張る元にならないの?」って訊いたら。
「ならないね」って、ハッキリ言ったよね。
それが本音でも、言い方があったんじゃないかな。
いや、あの時ハッキリ言ってくれたお陰で、だんなという人間を知ることが出来たし、今こうして仮面を被っていられる。

だんなは《家族》から抜けたいのかな・・・って本気で悩んだし、私はどうしたらいいのか考えたよ。
でもさ、別れたい訳じゃないって言ったよね。
矛盾してるよね。
てか、居心地の悪い名ばかりの《家族》を保つ意味って何?
誰の為に演じてるの?

苦しかったな。
求めるから、自分が苦しくなる。
求めるのではなく、受け止めようって答えに行きついた。

だんなだって一個の人間。
だんなを受け止めることで、私自身を受け止めることになるんだ。

求めないことが、こんなに楽だったなんて。


でも、感情論抜きにして、だんなには感謝してるよ。
毎日外で働いてきてくれて、どうもありがとう。
ボーナス出たら 炊飯器買うね。


PS:明日 泌尿器科に行くんでしょ?
            保険証忘れないでね