【of my heart】手紙〈ひすい三十路の頃〉 | ひすいのブログ

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稚拙な文章を読んで下さいました皆様には心より感謝申し上げます。
ありがとうございます(*´∇`*)

お父さんへ


お父さんに、こうして手紙を書くなんて、初めてですね。
私は幼い頃の生い立ちを思うと、暗い気持ちになりました。
でも、どうしたって仕方がないので、今までなるべく考えない様にしていました。


お父さんは、お母さんを愛していましたか?


だから私が生まれたのだと、信じたいです。


でも、お父さんとお母さんは入籍していなかった。
私の存在に気付かなかった、なんてこと・・・あるのかな?
お父さんは男だから、初めは気付かなかったかも知れないけど、お母さんを見てたら、気付くものなんじゃないかな?

それと、私が生まれて直ぐに田舎を離れてしまったのは、単純に「お金を稼ぐ為」だったのでしょうか。。。


幼い頃、お盆とお正月に何日かお泊まりしていくおじさんを、お祖母ちゃんとお義兄ちゃんとお義姉ちゃんが「お父さんだよ」って。
でも、ただ固まるしか出来なかった私を許してください。
お父さんの存在を知ってから、胸の奥の方で、くすぐったい様な、恋しいような、何とも言い様のないものを感じたのも本当です。
おじいちゃんの葬儀の時、私を膝に抱いてくれたこと、一生忘れません。


お父さん、私という命をどうもありがとうございます。

生きてるうちに伝えられなくて、ごめんね。