彼の仕事が終わってから会うことになっていた。
彼が迎えに来るか、私が彼の家の近くの駅まで行くか…
今日お泊りをするかしないか…
彼に判断を委ねてみたものの、はっきりと「こうしよう」と彼は言わなかった。
結局お昼のメールのやり取りでは何も決まらなかった。
刻々と彼の仕事が終わる時刻が近づいてきたのに、用意する気にならない私。
昨日仕事でちょっとショックな出来事があった後遺症もあったけど…
なにをするでもなしにぼうっとしてた。
ホントは引越しの仕度を少しでもしておこうと思っていたのに、なんにも出来なかった。
元結婚相手は昨夜遅くに帰宅。朝から仕事でいなかった。
夜も確か出かけると聞いていた。
………
座ったままひたすらぼーっとしていた。
迎えに来るにしても彼の家の近くの駅に行くにしても、さすがに用意しなければという時間になってやっと立ち上がった。
彼の仕事が終わってからのメールでも彼は「こうする」「こうしてほしい」などとは言わなかったので、「少し遅くなるけど私が彼の家の近くの駅に向かうことにします」と返すと「了解」となり、どうするかやっと決まった。
「迎えに行こうか?」ともあったけど、なんとなくそんな結果になった。
今までもこうだったっけ??
私がこうして欲しいとかこうしたいとか言うばっかりだったっけな?
会ってからも、どんな顔していいかわからなかった。
離婚届を出して初めて会う。
でもそのことに関しては特に何も話題にもあがらず。
「会社の人に『結婚するのか?』とか聞かれてさ。
『まぁ年も年だし、そうなるんじゃないですか』みたいに答えといたけど」
って言われて私はビクッ!としてしまった。
………………「結婚」………………
離婚したての私にそんな華々しい単語が添えられるの?
なんか変なの。似合わなさ過ぎ。
第一彼にまだプロポーズっぽいこともちゃんと言ってもらってないし…『そうなるんじゃないですか』って、何がどうなったらそうなるのか私が教えて欲しい…
「ふぅん…ハハハ…」
なんて力なく笑って答えた。
そのあと私は何も言えなかった。
ご飯を食べて、買い物をしに行くことになった。
明日アパートを見に行ける予定になっているので、家具などを買うために部屋の寸法を測るためのメジャーをまず探した。
なかなかみつからずに店内をウロウロ。
彼の後ろをついて歩いていたら同じところをウロウロしているのがわかってちょっとイラッとしてしまった(汗)
メジャーをゲットしたあと、クリアケースやテレビ台、レンジラックなども買った。
車まで運びながらも私は…
まだまだ信じられないでいた。
なんだか彼もぎこちない感じ。
変なの。
こんなふたりじゃなかったよね?
…って、私が何か変だからか(汗)
帰り道。
早い時間だったけど帰ることになった。
「明日、朝早いし。風邪も治りかけみたいだから」
と彼。
「会ってまだ少ししか一緒にいないのに~…」って私が言うと、
「来週からはずっと一緒にいられるんだから」
と彼が言った。
あ…
そうか…そうなんだよね、
そうだったよね…
そうなんだっけ…?…
そう思いながら、
私はすがるように彼の手を握った。
コンビニの駐車場に着いてもそのまま座ってた私。
彼がぎゅっと手を握って、
「大丈夫」
って言った。
はっとして彼の顔を見た。
「最初は大変かもしれないけど、頑張ろうね」
ものすごく優しい笑顔で、私に言った。
「うん」
って、返事するのが精一杯だった。
なんか胸が詰まった。
本当に一緒に住めるのかまだ信じられない…
そういう気持ちを伝えることも出来ないくらい不安でいっぱい…
どうしよう、怖いよ。
本当にやっていけるのかな…どんな風にやっていったらいいんだろう、
どうしよう、怖いよ、どうしよう…
そういう気持ち丸出しの顔してたんだろうな…
そんな私に、彼がそう言ってくれて本当に嬉しかった。
実は今日一緒にいた間、ほとんど彼の顔を見られなかった私。
ようやくまっすぐに見たその彼の顔は、まぶしい位にキラキラしてました。
この彼の手をずっと握っていこう、
どんなに怖くても、絶対に離さずに信じていこう
彼のその顔を見て、そう思った。
「また明日ね」
ってバイバイした。
来週にはこの家を出て、彼と一緒に住む部屋へ行きます。
………………幸せになるのが怖いなんてこと、あるんだ………………
こんなのは初めてかもしれない…
どうしていいかわからない。
怖くて不安で、泣きたくなる。
ものすごい弱気。
………………こんな風に願いが叶うってこと、あるの?………………
明日、部屋を見たら何か実感できるかな?
彼が迎えに来るか、私が彼の家の近くの駅まで行くか…
今日お泊りをするかしないか…
彼に判断を委ねてみたものの、はっきりと「こうしよう」と彼は言わなかった。
結局お昼のメールのやり取りでは何も決まらなかった。
刻々と彼の仕事が終わる時刻が近づいてきたのに、用意する気にならない私。
昨日仕事でちょっとショックな出来事があった後遺症もあったけど…
なにをするでもなしにぼうっとしてた。
ホントは引越しの仕度を少しでもしておこうと思っていたのに、なんにも出来なかった。
元結婚相手は昨夜遅くに帰宅。朝から仕事でいなかった。
夜も確か出かけると聞いていた。
………
座ったままひたすらぼーっとしていた。
迎えに来るにしても彼の家の近くの駅に行くにしても、さすがに用意しなければという時間になってやっと立ち上がった。
彼の仕事が終わってからのメールでも彼は「こうする」「こうしてほしい」などとは言わなかったので、「少し遅くなるけど私が彼の家の近くの駅に向かうことにします」と返すと「了解」となり、どうするかやっと決まった。
「迎えに行こうか?」ともあったけど、なんとなくそんな結果になった。
今までもこうだったっけ??
私がこうして欲しいとかこうしたいとか言うばっかりだったっけな?
会ってからも、どんな顔していいかわからなかった。
離婚届を出して初めて会う。
でもそのことに関しては特に何も話題にもあがらず。
「会社の人に『結婚するのか?』とか聞かれてさ。
『まぁ年も年だし、そうなるんじゃないですか』みたいに答えといたけど」
って言われて私はビクッ!としてしまった。
………………「結婚」………………
離婚したての私にそんな華々しい単語が添えられるの?
なんか変なの。似合わなさ過ぎ。
第一彼にまだプロポーズっぽいこともちゃんと言ってもらってないし…『そうなるんじゃないですか』って、何がどうなったらそうなるのか私が教えて欲しい…
「ふぅん…ハハハ…」
なんて力なく笑って答えた。
そのあと私は何も言えなかった。
ご飯を食べて、買い物をしに行くことになった。
明日アパートを見に行ける予定になっているので、家具などを買うために部屋の寸法を測るためのメジャーをまず探した。
なかなかみつからずに店内をウロウロ。
彼の後ろをついて歩いていたら同じところをウロウロしているのがわかってちょっとイラッとしてしまった(汗)
メジャーをゲットしたあと、クリアケースやテレビ台、レンジラックなども買った。
車まで運びながらも私は…
まだまだ信じられないでいた。
なんだか彼もぎこちない感じ。
変なの。
こんなふたりじゃなかったよね?
…って、私が何か変だからか(汗)
帰り道。
早い時間だったけど帰ることになった。
「明日、朝早いし。風邪も治りかけみたいだから」
と彼。
「会ってまだ少ししか一緒にいないのに~…」って私が言うと、
「来週からはずっと一緒にいられるんだから」
と彼が言った。
あ…
そうか…そうなんだよね、
そうだったよね…
そうなんだっけ…?…
そう思いながら、
私はすがるように彼の手を握った。
コンビニの駐車場に着いてもそのまま座ってた私。
彼がぎゅっと手を握って、
「大丈夫」
って言った。
はっとして彼の顔を見た。
「最初は大変かもしれないけど、頑張ろうね」
ものすごく優しい笑顔で、私に言った。
「うん」
って、返事するのが精一杯だった。
なんか胸が詰まった。
本当に一緒に住めるのかまだ信じられない…
そういう気持ちを伝えることも出来ないくらい不安でいっぱい…
どうしよう、怖いよ。
本当にやっていけるのかな…どんな風にやっていったらいいんだろう、
どうしよう、怖いよ、どうしよう…
そういう気持ち丸出しの顔してたんだろうな…
そんな私に、彼がそう言ってくれて本当に嬉しかった。
実は今日一緒にいた間、ほとんど彼の顔を見られなかった私。
ようやくまっすぐに見たその彼の顔は、まぶしい位にキラキラしてました。
この彼の手をずっと握っていこう、
どんなに怖くても、絶対に離さずに信じていこう
彼のその顔を見て、そう思った。
「また明日ね」
ってバイバイした。
来週にはこの家を出て、彼と一緒に住む部屋へ行きます。
………………幸せになるのが怖いなんてこと、あるんだ………………
こんなのは初めてかもしれない…
どうしていいかわからない。
怖くて不安で、泣きたくなる。
ものすごい弱気。
………………こんな風に願いが叶うってこと、あるの?………………
明日、部屋を見たら何か実感できるかな?