元結婚相手の実家へ挨拶に行く日の前の晩。
どんなことがあっても会いにも行かなかったのにどうして最後だけ会いに行かなければいけないのかわからなかったので、元結婚相手に聞いた。
行くことは行くけど、という前提で。
ずーっとバカ嫁の態度を通してきたっていうのに、なんで最後だけカッコつけなきゃいけないわけ?と。
会いたくも無いし、別に私は名誉挽回しなくっていいし、最後までダメな嫁だったってことでいいじゃん。
「色々あったけど世話になったことには変わりないんだから挨拶くらいするもんだ。
普通に常識的に考えたらわかるだろう」
何度かやり取りをしてると元結婚相手は顔を引きつらせながらそう言った。
「いろんな意味で世話になったけどね」
私がそう言うともっと不快感をあらわにした。
「最後くらい筋を通せってことだよ!!」
もうそれ以上話しても意味が無いと思ったので、
「とにかく挨拶すればいいって事ね。」と言って私は引き下がった。
結局なぜ私が元結婚相手の実家に寄り付かなかったのかは、伝わってなかったのだなと感じた。
そして、こういうところは元結婚相手の母親にそっくりだと思いゾッとした。
節目節目の挨拶だけちゃんとしてればその間はなにしてもいいと考えてる。
それってどうなの?
言いたい放題で、私の言葉に耳を傾けようとしなかった元結婚相手の家族。
勝手に私の気持ちまで決め付けて。
常識的に考えればわかるだろう…だって??
逮捕歴のあるヤツに言われたくないっての。
当日、まずは元結婚相手の実家へ。
家へ入るなり少しの間もなくベラベラと話をしている元結婚相手の母。
元結婚相手の言葉にすら最後まで聞かずに言葉をかぶせて喋ってる。
変わってないな…と呆れてしまった。
私自身もちゃんと挨拶をしようと座布団から降りて頭を下げて
「○○さん(元結婚相手)にはお世話になりました。ありがとうございました。」
と言ってるのに、
「お世話に」の部分でもう言葉をかぶせられた。
こちらがちゃんとしようとしてるのにその気持ちを受け取らない。
いつもいつもこんな風だったから私はこの家に寄り付かなくなったのに。
元結婚相手の次の結婚相手がカワイソウだとまで考えてしまった。
「私が壁になった部分もあるかもしれない」
と泣きそうな声で話していたけど、次の日には「あの時はああいったけど、やっぱり向こうも悪い」といつもいつも手のひらを返すような人の言葉なので、私の耳には入らず右から左へ抜けていった。
元結婚相手も間で苦悩していただろうけど、何も努力しようとしなかった。
ただの私のワガママで行かないだけ、と大きく捉えているだけで、細かい理由なんて聞こうともしてなかった。
説明しようとしても、聞こうとしなかったから。歩み寄る気も起きなかった。
嫁としての私の態度も悪かったんだろうと思う。
…今となってはどうでもいい話だが。
挨拶に行こうと思ったのは、葬儀に出させてもらった元結婚相手の祖母の仏壇に最後にどうしても手を合わせたかったというのがあった。
危篤の知らせを聞いた時に飛んでいったんだけど、間に合わなくて結局言葉を交わせなかった。
小さい頃に祖母に預けられたことのある元結婚相手。一番可愛がってもらってたらしい。
親に嫁を連れて早く会いに行けといわれていたのに、先延ばしに先延ばしにして結局私と祖母を会わせることなく終わってしまった。
死んですぐの顔を見たのは私と元結婚相手だけで、元結婚相手の母親たちが駆けつけたときにはもう死に化粧をしていた。
皆が駆けつける前に悲しくて泣いている元結婚相手のことをいまも良く覚えている。
あんな風に泣く姿を見るのは初めてだった。
そして何ヶ月かしたとき…いや、その前後だったかな?
その頃、行ったことがないんだけど何度も夢に出てくる場所があって気になる…と元結婚相手に話した。
ここには○○屋さんがあって、道路を挟んで線路があって、ここは坂で、ここにはこんな建物があって、ここには公園があってボートに乗れて…と紙に地図のようなものを書きながら私が話していると元結婚相手の顔色がどんどん変わっていった。
息を呑む元結婚相手に「なに?」と私が聞くと、「これ、ばぁちゃんの実家の近所と同じだよ」と元結婚相手が言った。
建物の色や、この店の前には花壇があって…と、まるで同じところに行ったことがあるかのように元結婚相手とその景色について話したんだけど、一致することが多すぎて驚いた。
私は何度も何度もその景色の夢をその頃に見てて…
きっと元結婚相手の祖母が見せてくれたものだろうとふたりで話していた。
「ここに行ったらたぶんお前驚くと思うよ。あまりにも一緒過ぎて」
じゃあいつか一緒に行こうねと言っていたけど…
行けそうにも無くなってしまった。
大事な孫の嫁に、生きていたらしたいことがあったのかもしれない。
でも、私は去ることになってしまった。
葬式以後、一度も元結婚相手の実家に顔を出さなかったのでそれ以来手をあわせることはなかった。
それがずっと気になっていた。
もう二度と手をあわせる機会はないと思い、どんな理由でも元結婚相手の実家には行くつもりでいた。
結果的に祖母のおかげでやっと元結婚相手は私を実家に連れて行くことが出来たことになる。
それがなければ、私は挨拶に行くことを放棄していたかもしれないから。
元結婚相手の父方の仏壇にも手をあわせてきた。
どちらの前でも私は謝っていた。
元結婚相手を幸せに出来ないどころか苦しめてばかりの嫁だった。
次はもっといい人と巡り合えるよう縁を結び付けてください…と。
「本当に悪かった。」
元結婚相手に謝ると、
「うん、もういいよ。来てくれてありがとう」と元結婚相手は言った。
そうしているうちに元結婚相手の妹がやってきた。
私たちが離婚することを元結婚相手の母が報告すると、
顔色も変えず「ふーん。まあダメなら仕方ないね」と言っていた。
私が「お兄さんを幸せに出来ずにごめんね」と言ってもなんの反応も無かった。
元結婚相手が逮捕された数ヵ月後に結婚式を挙げたこの妹。
「お兄ちゃんをあんな風にした人なんて式にきて欲しくない」と私の出席を拒み、結局元結婚相手だけが出席した。
どういう理由で私が欠席となっていたのかは私は知らない。
祖母の葬儀の時に初めてこの妹夫婦に会った。
「これからは仲良くしてね」と元結婚相手の母は私に言った。
どうやって仲良くしろというのだ。
そう思いながらも私はよろしく、と頭を下げた。
その妹の車で駅へ向かい、今度は私の実家へ行くことになった。
元結婚相手の父はこのまま家にいるといい、4人で部屋をあとにすることに。
妹、母、元結婚相手、そして私の順で外へ出て扉が閉まりかけたとき。
元結婚相手が逮捕されて初めて警察へ会いに行ったときの、元結婚相手の父の姿を思い出した。
最後にもう一度と思い振り返って扉を開け、
「ありがとうございました」と私が言うと、元結婚相手は「おぉ」と言った。
この人に、もう会うことは無いだろう。
車に乗り込むと妹と母が妹の実家の話しをしていた。
「あんたは優しいからねぇ~」
いつもいつも妹を可愛がって、元結婚相手にはかわいそうなくらい厳しくしてた。
それも変わってないようだった。
駅に着き、ものすごくあっさりと車を降りた。
総じて、
元結婚相手の母も父も妹も、この離婚を喜んでいるのだなと感じた。
私の実家では母が口をへの字にして待っていた。
悲しさと怒りでいっぱいだったようだ。
逮捕されたときも決して元結婚相手に文句を言わなかった母が、私がたじろぐくらいの空気で元結婚相手に怒りをぶつけていた。
母の話も終わっていないのに「いや、…ほんとに…お世話になりました」と半分笑ったような顔で頭を下げて言い、そそくさと立ち上がって元結婚相手は逃げるように玄関に向かった。
元結婚相手の振る舞いも、相変わらずだった。
人には筋を求めるくせして、自分の行いにはとことん甘い。
あんな頭の下げ方で筋が通ったと考える元結婚相手…
こんな人と一生を過ごそうとせずに決めてよかったと思った。
まぁ、そんな人だからこそ私はイヤだったし。
「そういうヤツだからしょうがないだろ」
そうだよな。
そこできちんと最後まで謝れるような人ならば、こんなことにはなっていなかったよな…
後にその日の出来事を話したとき、彼にそういわれて納得してしまった。
結婚相手が去った後、私は実家に残り彼がいることをはじめてここで姉と母に話した。
ふたりとも驚いていたけど、特に姉はすごく驚いていた。
彼と姉は何年か前に一度会ったことがあるし、当時姉が彼を少し気に入っていたことがあったから。
(彼には全然その気は無かった)
そして彼が借りてくれたアパートがあり、今月中にそこへ引っ越すつもりだと報告した。
私は離婚後のことをちゃんと話していなかった。
「今は話せない。挨拶の後にちゃんと話す」と言っていただけで。
実家には帰って来れないことは母もわかっていたので、どこで暮らすのかと心配していたからほっとしたと母は言った。
「そしたらあんなに○○(元結婚相手)に冷たくすること無かったわ…」
と言っていたけど、逆にそれを知らなくてよかったかもとも言っていた。
私の狙いはまさにそれだった。
最後くらい母に元結婚相手に対する気持ちを正直にぶつけて欲しかった。
もし彼のところへ行くことを知っていたら、言葉のどこかで元結婚相手にそれが伝わるかもしれないとも思ってたから。
「じゃあもう、前だけむいて頑張りなさいね。で、どんな人なの?」
離婚を残念がっていたけれど、私を責めずに応援してくれる母。
さすが私の母だと思った。
何から何まで、お互い様だったかな。。。と思い返す今日この頃。
すごく疲れた一日でした。
どんなことがあっても会いにも行かなかったのにどうして最後だけ会いに行かなければいけないのかわからなかったので、元結婚相手に聞いた。
行くことは行くけど、という前提で。
ずーっとバカ嫁の態度を通してきたっていうのに、なんで最後だけカッコつけなきゃいけないわけ?と。
会いたくも無いし、別に私は名誉挽回しなくっていいし、最後までダメな嫁だったってことでいいじゃん。
「色々あったけど世話になったことには変わりないんだから挨拶くらいするもんだ。
普通に常識的に考えたらわかるだろう」
何度かやり取りをしてると元結婚相手は顔を引きつらせながらそう言った。
「いろんな意味で世話になったけどね」
私がそう言うともっと不快感をあらわにした。
「最後くらい筋を通せってことだよ!!」
もうそれ以上話しても意味が無いと思ったので、
「とにかく挨拶すればいいって事ね。」と言って私は引き下がった。
結局なぜ私が元結婚相手の実家に寄り付かなかったのかは、伝わってなかったのだなと感じた。
そして、こういうところは元結婚相手の母親にそっくりだと思いゾッとした。
節目節目の挨拶だけちゃんとしてればその間はなにしてもいいと考えてる。
それってどうなの?
言いたい放題で、私の言葉に耳を傾けようとしなかった元結婚相手の家族。
勝手に私の気持ちまで決め付けて。
常識的に考えればわかるだろう…だって??
逮捕歴のあるヤツに言われたくないっての。
当日、まずは元結婚相手の実家へ。
家へ入るなり少しの間もなくベラベラと話をしている元結婚相手の母。
元結婚相手の言葉にすら最後まで聞かずに言葉をかぶせて喋ってる。
変わってないな…と呆れてしまった。
私自身もちゃんと挨拶をしようと座布団から降りて頭を下げて
「○○さん(元結婚相手)にはお世話になりました。ありがとうございました。」
と言ってるのに、
「お世話に」の部分でもう言葉をかぶせられた。
こちらがちゃんとしようとしてるのにその気持ちを受け取らない。
いつもいつもこんな風だったから私はこの家に寄り付かなくなったのに。
元結婚相手の次の結婚相手がカワイソウだとまで考えてしまった。
「私が壁になった部分もあるかもしれない」
と泣きそうな声で話していたけど、次の日には「あの時はああいったけど、やっぱり向こうも悪い」といつもいつも手のひらを返すような人の言葉なので、私の耳には入らず右から左へ抜けていった。
元結婚相手も間で苦悩していただろうけど、何も努力しようとしなかった。
ただの私のワガママで行かないだけ、と大きく捉えているだけで、細かい理由なんて聞こうともしてなかった。
説明しようとしても、聞こうとしなかったから。歩み寄る気も起きなかった。
嫁としての私の態度も悪かったんだろうと思う。
…今となってはどうでもいい話だが。
挨拶に行こうと思ったのは、葬儀に出させてもらった元結婚相手の祖母の仏壇に最後にどうしても手を合わせたかったというのがあった。
危篤の知らせを聞いた時に飛んでいったんだけど、間に合わなくて結局言葉を交わせなかった。
小さい頃に祖母に預けられたことのある元結婚相手。一番可愛がってもらってたらしい。
親に嫁を連れて早く会いに行けといわれていたのに、先延ばしに先延ばしにして結局私と祖母を会わせることなく終わってしまった。
死んですぐの顔を見たのは私と元結婚相手だけで、元結婚相手の母親たちが駆けつけたときにはもう死に化粧をしていた。
皆が駆けつける前に悲しくて泣いている元結婚相手のことをいまも良く覚えている。
あんな風に泣く姿を見るのは初めてだった。
そして何ヶ月かしたとき…いや、その前後だったかな?
その頃、行ったことがないんだけど何度も夢に出てくる場所があって気になる…と元結婚相手に話した。
ここには○○屋さんがあって、道路を挟んで線路があって、ここは坂で、ここにはこんな建物があって、ここには公園があってボートに乗れて…と紙に地図のようなものを書きながら私が話していると元結婚相手の顔色がどんどん変わっていった。
息を呑む元結婚相手に「なに?」と私が聞くと、「これ、ばぁちゃんの実家の近所と同じだよ」と元結婚相手が言った。
建物の色や、この店の前には花壇があって…と、まるで同じところに行ったことがあるかのように元結婚相手とその景色について話したんだけど、一致することが多すぎて驚いた。
私は何度も何度もその景色の夢をその頃に見てて…
きっと元結婚相手の祖母が見せてくれたものだろうとふたりで話していた。
「ここに行ったらたぶんお前驚くと思うよ。あまりにも一緒過ぎて」
じゃあいつか一緒に行こうねと言っていたけど…
行けそうにも無くなってしまった。
大事な孫の嫁に、生きていたらしたいことがあったのかもしれない。
でも、私は去ることになってしまった。
葬式以後、一度も元結婚相手の実家に顔を出さなかったのでそれ以来手をあわせることはなかった。
それがずっと気になっていた。
もう二度と手をあわせる機会はないと思い、どんな理由でも元結婚相手の実家には行くつもりでいた。
結果的に祖母のおかげでやっと元結婚相手は私を実家に連れて行くことが出来たことになる。
それがなければ、私は挨拶に行くことを放棄していたかもしれないから。
元結婚相手の父方の仏壇にも手をあわせてきた。
どちらの前でも私は謝っていた。
元結婚相手を幸せに出来ないどころか苦しめてばかりの嫁だった。
次はもっといい人と巡り合えるよう縁を結び付けてください…と。
「本当に悪かった。」
元結婚相手に謝ると、
「うん、もういいよ。来てくれてありがとう」と元結婚相手は言った。
そうしているうちに元結婚相手の妹がやってきた。
私たちが離婚することを元結婚相手の母が報告すると、
顔色も変えず「ふーん。まあダメなら仕方ないね」と言っていた。
私が「お兄さんを幸せに出来ずにごめんね」と言ってもなんの反応も無かった。
元結婚相手が逮捕された数ヵ月後に結婚式を挙げたこの妹。
「お兄ちゃんをあんな風にした人なんて式にきて欲しくない」と私の出席を拒み、結局元結婚相手だけが出席した。
どういう理由で私が欠席となっていたのかは私は知らない。
祖母の葬儀の時に初めてこの妹夫婦に会った。
「これからは仲良くしてね」と元結婚相手の母は私に言った。
どうやって仲良くしろというのだ。
そう思いながらも私はよろしく、と頭を下げた。
その妹の車で駅へ向かい、今度は私の実家へ行くことになった。
元結婚相手の父はこのまま家にいるといい、4人で部屋をあとにすることに。
妹、母、元結婚相手、そして私の順で外へ出て扉が閉まりかけたとき。
元結婚相手が逮捕されて初めて警察へ会いに行ったときの、元結婚相手の父の姿を思い出した。
最後にもう一度と思い振り返って扉を開け、
「ありがとうございました」と私が言うと、元結婚相手は「おぉ」と言った。
この人に、もう会うことは無いだろう。
車に乗り込むと妹と母が妹の実家の話しをしていた。
「あんたは優しいからねぇ~」
いつもいつも妹を可愛がって、元結婚相手にはかわいそうなくらい厳しくしてた。
それも変わってないようだった。
駅に着き、ものすごくあっさりと車を降りた。
総じて、
元結婚相手の母も父も妹も、この離婚を喜んでいるのだなと感じた。
私の実家では母が口をへの字にして待っていた。
悲しさと怒りでいっぱいだったようだ。
逮捕されたときも決して元結婚相手に文句を言わなかった母が、私がたじろぐくらいの空気で元結婚相手に怒りをぶつけていた。
母の話も終わっていないのに「いや、…ほんとに…お世話になりました」と半分笑ったような顔で頭を下げて言い、そそくさと立ち上がって元結婚相手は逃げるように玄関に向かった。
元結婚相手の振る舞いも、相変わらずだった。
人には筋を求めるくせして、自分の行いにはとことん甘い。
あんな頭の下げ方で筋が通ったと考える元結婚相手…
こんな人と一生を過ごそうとせずに決めてよかったと思った。
まぁ、そんな人だからこそ私はイヤだったし。
「そういうヤツだからしょうがないだろ」
そうだよな。
そこできちんと最後まで謝れるような人ならば、こんなことにはなっていなかったよな…
後にその日の出来事を話したとき、彼にそういわれて納得してしまった。
結婚相手が去った後、私は実家に残り彼がいることをはじめてここで姉と母に話した。
ふたりとも驚いていたけど、特に姉はすごく驚いていた。
彼と姉は何年か前に一度会ったことがあるし、当時姉が彼を少し気に入っていたことがあったから。
(彼には全然その気は無かった)
そして彼が借りてくれたアパートがあり、今月中にそこへ引っ越すつもりだと報告した。
私は離婚後のことをちゃんと話していなかった。
「今は話せない。挨拶の後にちゃんと話す」と言っていただけで。
実家には帰って来れないことは母もわかっていたので、どこで暮らすのかと心配していたからほっとしたと母は言った。
「そしたらあんなに○○(元結婚相手)に冷たくすること無かったわ…」
と言っていたけど、逆にそれを知らなくてよかったかもとも言っていた。
私の狙いはまさにそれだった。
最後くらい母に元結婚相手に対する気持ちを正直にぶつけて欲しかった。
もし彼のところへ行くことを知っていたら、言葉のどこかで元結婚相手にそれが伝わるかもしれないとも思ってたから。
「じゃあもう、前だけむいて頑張りなさいね。で、どんな人なの?」
離婚を残念がっていたけれど、私を責めずに応援してくれる母。
さすが私の母だと思った。
何から何まで、お互い様だったかな。。。と思い返す今日この頃。
すごく疲れた一日でした。