ただでさえ忙しくなるし、しばらくネット環境は整いそうにないので少し前からネット離れを実行している私。
そんな中、彼から頭が痛いというメールが来た。
もともと頭痛持ちで体調崩しやすいのに、いまだに仕事の後にネカフェに通っている彼。
「しばらく行くのやめなさいっっ」
とお叱りメールを送ったら、しゅんとした感じで「今日で一旦やめるよ」と謝りメールが来た。
一緒にガマンしようね、と言ったのがよかったかな?素直に謝ってくれました。


離婚届を出してから2日。
元結婚相手とは最後を惜しむかのように色々と会話しています。
そうしていると、後少しでこの生活がなくなるとは思えなくなる。
この先もずっと何年も、また続くはずだった元結婚相手との生活が…
もうすぐ終わるとまだ実感できていない。

でも昨日、バイトが終わって家に帰ってぽつんとしていたらものすごい喪失感に襲われた。

ここを離れて元結婚相手を思い出したときの感覚、元結婚相手が私のいないこの部屋へ帰ってきた感覚の両方が全身を襲い…震えだしそうになった。
元彼に振られたときと同じような、心に穴の開いたかのように冷たい心。

そうなると、本当に良かったの?っていまだに問うてしまう。
すでに届は出したのにね…
いまだにそんなことを考えている。
やたら元結婚相手の近くにいたり、話しかけたりしている私。

元結婚相手と楽しく会話していると、余計にどうして別れようと思ったんだろうってことを見失いそうになる。
私の中に彼がいない状態に陥り、途方に暮れる。
別れた今だからこそ出来ていることなのに。



『夫婦』という枠が全然似合わないふたりだった…

…いや、違うか。
『妻』『嫁』『主婦』のどの枠にもはまりたくなかった私が壊した結婚生活だった。
『母』という選択肢も私の中にはなかったように思う。
『夫』『旦那』『父』『家庭』…
このすべてのどの単語にも、結局理想を描いてなかった気がする。
温かい家庭を知らないせいだろうか…
そのせいだけだと括ってしまうのは嫌な考えだけど、原因のひとつであるとは思っている。
子供を産んで家族を作る、なんて事全く考えずに結婚したから。
稼いでくれる人が欲しかっただけで結婚したのかもしれない。
ひどい話だけど。
だからこそ元結婚相手に対して申し訳なかった、悪かった…という思いが強い。

けれど、私をそう変えたり思わせられなかったりした元結婚相手にも少しくらいの非はあると考えさせてもらうことにする。
(元結婚相手に対しては、とことん身勝手でいかせてもらう。)

楽しく思い通りに生きることしか考えてなかった。
いらない我慢をさせて傷つけた。

私がいなくてもまた幸せをつかめるだろう。
いないほうが、と言ったほうが正解か。



彼からメールが来ると、ああ彼がいてくれるんだとほっとする。
なぜだか私からメールするのが怖かったり。
返事がこなかったら、もし彼が実はいなかったら…なんて事まで考えてしまうんです。
たった4日会ってないだけなのになあ…
ものすごく遠くにいるような気がする。

子供の頃、
公園で遊んで、誰もいない家にひとりぼっちで帰宅した時のような気持ち。


「夫がいる」という事実は、ものすごい安心を私にあたえていたのだなと痛感している。
扶養家族として健康保険証ももらってた。
いつ病院に行ってもちゃんと保険が適用されて安く済んでた。
そうなるように働いたお金からちゃんと毎月払ってくれてた。
ご飯が食べられるように生活が出来るようにお金もちゃんと入れてくれてた。家賃も電気代も水道代もみんなみんな。

守ってもらってたんだ、生活を。
大きく見ては、命。命をちゃんと守ってくれてた。

なのに私は何も感謝してなかった。
少しの自分のバイト代もお金を返す以外は自分の好き勝手に使ってた。
元結婚相手が浮気してたわけでもないのにね。(←たぶんですが)

とにかく…本当に悪いことをした。


今の元結婚相手の表情がやわらかいのを見てほっとしている。
取り繕っているのかどうかはわからないけど、私から解放されることに喜びを感じている様子。
そりゃあそうだよね。
スネカジリのごくつぶしがいなくなるんだもんね…当然か。
少しつらい時期を乗り越えたら、また元気に生きていくだろう。
(…そう思わないと、傷つけたほうとしてもつらいです…勝手ですが…)




それでは、今後の私は?
どうするんだろう?




毎日感謝を忘れずに生きていけたらいいなと思ってます。

彼が、みんなが、どれだけのことをして私を生かしてくれてるのか…
日々噛み締めながら生きていきたい。

そう願うものの、…不安。
こんな私に出来るだろうか。





眠れなくて、メールした。



「まだ起きてる?」

「うん。○時には寝るけど」

「なんかね、さみしい」

「(涙)」

「横にいて欲しいです…って、もうすぐなのにね。なんか顔が見たい」

「待ち遠しいね」

「うん。でも色々不安です」

「そうだね。二人で頑張って行こうね」

「はい」



出来るかな…また失敗しちゃうかも…
でも、頑張ってみよう。
彼が笑顔で早く帰ってきたくなる部屋を作ってあげられるように。

元結婚相手にはしてあげなかったこと、よく覚えておこう。
元結婚相手が頑張ってくれたことも忘れない。




今度こそ…
しっかりと手を取り合いその命に感謝して、大切に生きていこう。

これまで、十分すぎるほど身勝手に生きていたはずだから。


頑張っていかなくちゃ。





浮いたり沈んだり嬉しくなったり寂しくなったり、
一日でコロコロ心が変わってしまって…
そんな自分についていけないです…






ここを出るまで、彼と一緒に住むまであと少し。