現在私は44歳
既婚
出産経験なし


24歳の時
子宮内膜症の1つ『チョコレート嚢胞』約4cmが左卵巣に見つかり経過観察

27歳の時
それが8cmの大きさになり
チョコレート嚢胞摘出の手術を腹腔鏡で行いました

この手術前に
患部をなるべく小さくするため
リュープリン注射というホルモン剤を半年間打ちました
 
リュープリンの副作用は更年期障害
27歳にして激しいホットフラッシュを体感し
更年期障害を舐めたらあかん
と強く思ったものでした

残念ながら
31歳の時
また同じ左卵巣にチョコレート嚢胞が再発
この時4〜5cm
この病気は再発率が高いとは聞いていましたが
本当なんだなぁと実感し
しばらくはこの病気と付き合っていくしかないんだな
とぼんやり思いました

経過観察中は
その時はまだ新薬だったディナゲストという
子宮内膜症のお薬を服用しました

※当時まだ高額だったため1ケ月1万くらいかかっていましたが、服用6年目あたりからディナゲストのジェネリック、ジェノゲストが誕生し
1ケ月3000円くらいに抑えられたときの喜びは、当時の薬剤師のお兄さんにも伝わったと思います 笑

ちなみにですが
ディナゲスト/ジェノゲストの副作用は
最初の服用から3日間だけ胃痛、腹痛があったくらいで
リュープリンやレルミナのようなはっきりとした更年期障害はありませんでした

むしろ生理がなくなり快適な日々でした

お薬を服用しながらの経過観察
チョコレート嚢胞は3〜4cmで安定していました

しかし39歳の時
あきらかに卵巣痛があり
病院で調べるとチョコレート嚢胞が6.5cmに大きくなっていました
そしてリュープリン注射を半年間打って様子を見ようということになりました

リュープリンの服作用は経験済みなので覚悟はしていましたが
1つだけ前回と大きく違ったことは
体重の増大
前回も5kgくらいは増えたのですが
この時から私の体重は25kg激増していきます
この激増は主には生活習慣が原因だとしても
年齢とリュープリン注射は1つのきっかけだったのではないかなと思っています

あとこれは主観なのですが
とても強いストレスがかかったときに
この病巣が悪化するという体感を持っています

リュープリン注射を半年間打ち
チョコレート嚢胞は5cmくらいに小さくなりましたので
ジェノゲストを服用しながら経過観察

41歳になった時
約10年服用していたディナゲスト(ジェノゲスト)をやめて様子を見ることになり
約10年ぶりに生理生活が始まりました

生理がない生活は快適でしかなかったので
10年ぶりの生理生活はそれはそれはストレスでした

出血量が多く
浮腫むことが多くなってきた私

この時わかったのは
チョコレート嚢胞ではなく
今度はどうやら子宮筋腫が大きくなっていたのです

子宮筋腫が7cmになったとき
排尿が明らかに正常ではなくなりました
どうやら子宮筋腫が隣の腎臓(膀胱)圧迫していたのです

排尿できなければそりゃあ浮腫むわ…
と明らかに身体中浮腫んでいる自分に納得

排尿障害と浮腫み
このストレスが私にとって手術をする決め手となりました

再びホルモン療法で様子を見るとか
子宮筋腫だけを摘出する手術もありますが

手術と再発を繰り返してきたこの20年
妊娠出産を望まない現状の私には
子宮全摘という選択が最もしっくりくることでした
お疲れ!自分!
という気持ちですね

現在
チョコレート嚢胞は何故か1cmくらいに小さくなり
何故小さくなったのかは今でも謎です

手術が決まってからは
レルミナという子宮筋腫に効くホルモン薬を服用していました
手術前までになるべく子宮筋腫を小さくした方が良いからです

レルミナの副作用は更年期障害
施術中にホットフラッシュが出たときは
お客さまに励まされありがとうございました

抜け毛と頭痛も副作用としてありました

手術1週間前の血液検査では貧血と分かったので
鉄剤も服用して今に至ります

そんなこんなで私の子宮全摘ストーリーを書いていきます

私がこれを書く理由は
自分で調べた時体験者の生の声が圧倒的に少なかったから
術後の仕事復帰がどんな感じなのかが分からなかったから
です!

私の実体験が
これから同じ立場になる世の中の女性の役に立てれば幸いです

そして
誰もがする体験ではないので
私の人生の1つの体験記として残しておきます