2001.9.11
私にとっても忘れられない出来事。
やっと怪我からのリハビリが終わり、鉄のフレームコルセットも杖もなく歩き回れるまでになり、結婚式の準備を始めた頃でした。
小柄な私のサイズの貸衣装のウェディングドレスは選ぶ余地無しで、意に反してブリブリレースやふんわりフリル。
私のテイストじゃないのよね〜とLAのママに愚痴ると、こっちに来てオーダーしたら良いじゃないと。
あ!そっか!日本よりはるかに安いよね!と。
ついでに母方の祖母、母、私、妹で女3代で海外旅行もいいねと。
当時、日本国内では最強の妹ですがアメリカは怖いと
私が一緒なら行くと言うので、急いで妹にパスポートを取りに行かせました。
あの日のお昼、当時近ツーに勤めていた友人のいる店舗で関空ーLAXの往復チケットを発券してもらい、ウキウキして帰宅。
LAのママや兄弟姉妹達に何をお土産にしようかと夕食の食卓を囲んでいたんです。
この時はあと数時間で全ての計画が無くなることになるとは知らずに。
お風呂から上がり、当時婚約者だった主人から電話。
「ニュースステーション見て!!!」と。
慌ててリビングのテレビをニュースステーションに。
何?何?何?どう言うこと???
事故?何?ツインビルに旅客機が突っ込んだ?
もう、パニック。
そうこうしているうちに、もう一機。
突っ込む瞬間の映像が流れました。
え!!!
事故じゃない!!!
そう、まぎれもないテロでした。
まさかアメリカのシンボル的なところを攻撃されるなんて、ショックすぎて言葉が出ませんでした。
アメリカ人も、いえ、世界中がアメリカでこんなテロが起きるなんて微塵も想像しなかったでしょう。
しばらくしてハッとなり、友人の安否が心配になりました。
無事に電話がつながり、その日はNYにはいない事がわかりました。
LAの家族には次にLAが狙われるかも気をつけてと。
ママはLA市役所の職員だからダウンタウンのビルを攻撃されたら怖いし、ブラザーは空港勤務だし心配でした。
でも同時にセキュリティレベルが最も高いレベルに引き上げられ、街自体は普段より安全が確保されていると。
だから、心配しないでおいでと言ってくれていました。
私もそうよねと思っていました。ちょっとでも怪しい行動の人は有無を言わせず取り押さえられてしまうくらいだと簡単に想像できました。
しかし、アメリカというかLAの事情を知らない親族達に反対され、泣く泣く翌日アメリカ行きはキャンセル。
そして、新婚旅行もLA&ラスベガスではなく、オーストラリアに急遽変更。これも近ツーの友人が無理やり何とか突っ込んでくれました。
当然、女3代の海外旅行は幻となり、実現できないまま祖母は他界してしまいました。
私のウェディングドレスも意に反したブリブリふんわりの貸衣装となりました。。。
個人的な計画が幻になったことはこの事件に比べたら本当に平和な贅沢な文句です。
でも祖母と行けなくなったのは大きな大きな心残りです。
当時のブッシュ大統領の our soldiers, ready!と言われた言葉が今でも頭を離れません。
あの時「戦争が始まるかも。。。」そんな嫌な感じでした。
(実はブッシュ大統領、訛りが強くて私にはほとんど聴き取れなかったのですが、この言葉だけはっきり聞こえました)
NYであの日に亡くなった方、そのご遺族の悲しみは報復攻撃で解決できる?全てのご遺族がそう望んでる? そういうことじゃないと思う。。。
そのずっと前から私達が平和に生活している間、日本やアメリカではニュースにならないけれど中東ではいつどこで爆破されるか分からない恐怖と戦っている一般市民がいたのです。
その人達の悲しみが、貧困が、家族の面倒を看るからとテロ実行者にされてきたんですよね。。。
私はテロで近い人を失ったことはありません。
だから本当のところ、どんな気持ちになるか分からない。
自分の命を捨ててでも報復しようと思うのか?私の行動でまた誰かが亡くなり憎しみを産んで、テロ実行者を産んでしまうことになっても。
もしくは、理性が勝って憎しみや悲しみの連鎖を作らない活動を起こすのか?
分からないです。
9.11、アメリカの富、権力の象徴とも言えるツインビルがテロに遭ったから、この日が象徴的になっていますが、本当はもっと根深い問題があり、この日以前、そしてその後にもアメリカ以外でテロや攻撃で一般の多くの命が亡くなっていたことも忘れてはいけないと思っています。
写真@tomozoo さん: グランドゼロ
日本は歴史を原始時代から習います。
小学校も中学校も高校も毎回そこからやるから、近代史は猛ダッシュで駆け抜けられてしまいます。
年々歴史は増えます。当然ですけれど。
そろそろ近代から遡って教えたらどうでしょう?
これから世界に出て活躍しなければならない子供達が近代史に疎いのは問題です。
そうでなくても自己主張で負けている日本人。
なぜこう言うことが起きているのかを先ず教えて欲しいと、海外経験があるからこそ強く感じました。
罪もない人が理由もなく命を奪われない地球上であって欲しいと切に願います。
